「DNAが合わない」と言われた夫婦が選択した道 「寝返りを打たないで」と夫から言われた妻
「相談がある」と友達から数年ぶりの連絡
「ちょっと相談があるんだけど……」
学生時代の同期の紗季(仮名、当時37歳)が数年ぶりに連絡をくれました。
彼女は29歳のときに友人の紹介で知り合った3歳年上の彼と1年間の交際を経て結婚。当時はイケメンの彼が自慢げで幸せいっぱいといった感じでした。
紗季とはしばらく会っていなかったし、この数年お互いどうしていたか積もる話もしたかったので、サロンへ来てもらうのではなくランチがてら会うことにしました。
学生時代から明るくハツラツとしていた紗季は相変わらずの笑顔で元気そうに振舞っていましたが、目は充血し、やや疲れた表情でした。「相談がある」と連絡がくるのはよっぽどだと思い、世間話もそこそこに「紗季が相談事だなんて珍しいじゃん。旦那さんとはうまくいってるの?」と、まずは当り障りのない話を振ってみました。
「それなんだけどさ……。うちの旦那ちょっと変わってて、誰にも言えなかったんだけどいろいろ常識では考えられないようなことが多すぎて……。ちょっと限界というか、離婚するべきか悩んでるんだよね」
紗季は、昔から個性的な男性に惹かれる性分だったので、「変わってて」というところにはあまり驚かなかったのですが、“離婚を考えるほど変わっていること”について詳しく話を聞くことにしました。
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