第1回 人の体の構造を知って食べたものの影響を知る

食べ物の流れ、臓器の流れ

まず、こちらの図を見ていきましょう。

私たちの体は毎日食べたものからできているのですが、人の口に入った食べ物は
  補給→消化→吸収→代謝→排出(排泄)
の順番で体外に出ていきます。

体の構造としては図「各臓器の流れ」のような順番になります。

そして、眠っている時も、お風呂に入ってゆっくりしている時も体は24時間フル稼働で働いています。

おおむね、8時間ごとに仕事が決まっているので、時間がズレると同じものを食べていても、太る原因になったりします。

次に、体内時間を見ていきましょう。
  上図にある
①正午前後~PM8:00 食事を摂取して消化する時間

この時間帯は食事をするのに一番ふさわしい時間、ランチや夕食を食べるのに適している時間となります。夜8時までに夕食を済ませましょう、というお話を聞いたことがあるかと思いますが、それは体内時間に最も適しているからです。

ですが、消化するのに、もっとも時間を割く時間でもありますので、午後から大事なミーティングやプレゼンを控えている方はランチを軽めにするのがオススメです。
   資料を作成したりとデスクワークで頭脳を使う場合もです。食べ物を消化するために血流が胃に向かうため、脳への血流が一時的に不足し、集中力が欠ける原因になるので、要注意です。

またランチの食べる順番にこだわると、血糖値の上昇が緩やかになるので、集中力を高めることができます。

例えば、トンカツ定食をオーダーしたとしましょう。たいていの方は、大好物のトンカツまたはご飯から食べるのではないでしょうか。
   これは最も血糖値を上昇させ、昼からの仕事の集中力が欠け、生活習慣病への近道にもなってしまいます。
   好ましい食べ方として、つけ合せのキャベツを先に食べてしまいましょう。その後、トンカツ、最後にご飯と言った順番です。
   懐石料理や、フルコースは一皿ずつ出てきて、だいたい野菜など胃に優しいものから順番に出てきます。日頃の食事でも食べる順番を変えるだけで健康体に近づけます。

また軽めの昼食にする場合は、うどんやおにぎり、パンだけといった炭水化物中心の食事も血糖値を上げてしまいます。うどんではなく、なるべく血糖値が上がりにくいソバにし、パンの場合もサラダなどを一緒に摂るようにしてください。

夜は8時から栄養素や水分が体に吸収・代謝する時間になるので、なるべく早い時間に済ませるのがベストです。

入院すると病院食は5時ごろに夕食が出てきます。これは食後、食べ物が消化するのに3時間ほど要するので、5時に食べておくと、8時までに消化が済んでいるので、少々高カロリーなものを食べていても、体に脂肪が蓄積されにくくなるのです。

とは言っても、ビジネスパーソンの方は会食・飲み会があったり、夜遅くまでの仕事をしたりで、早めの食事は摂りにくいでしょう。
   その時も前述した食べる順番を少しでも意識して、血糖値の上昇や、脂肪の蓄積に気をつけてください。

②PM8:00~AM4:00 栄養素や水分が体に吸収・代謝する時間

その日に食べたものが体の血となり肉となる時間帯です。
この時間帯に食事がズレこむと、消化するのに十分な時間を持てないので、栄養だけでなく、本来排出されるべき老廃物(不要な食べ物の残骸や代謝後の脂質など)も体に蓄積されてしまうので、太る原因となってしまいます。

行き場のなくなった老廃物は、脂肪となり、臓器のまわりや皮膚の下に蓄積されていきます。臓器のまわりに脂肪がついてしまうのが「内臓脂肪」、皮膚の下に脂肪がついてしまうのが「皮下脂肪」と呼ばれるもので、これがひどくなってくるとメタボリックシンドローム、そして高血圧、心臓疾患など、命にかかわる病気へと繋がっていきます。

また野菜や果物の摂取量が足りていないと、ほかの食べ物から得られる栄養素も体内につきにくくなり、体内の各器官や血液中は老廃物だらけになってしまいます。

野菜や果物が健康や美容に良いと言われているのはヘルシーだから、という理由だけではないのです。

カロテンやビタミン類、カリウム、アントシアニンなどと言った成分は、大豆製品やお肉、魚介類のタンパク質と結びついて、体内の臓器の粘膜を強化して筋肉や皮膚、髪、爪などを作る役割を果たしています。

また野菜や果物に含まれる食物繊維は体の隅々に必要な栄養素を届けるだけでなく、体内にへばり付いた老廃物も、モップのように掃除しながら体外へ排泄する役目も担っています。

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