“ツッコミ芸人"が圧倒的にモテる必然的理由 ビジネスも恋愛も制する「聞き出し上手」

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私もホストをしているときからずっと意識していました。自分の話ばかりになっているなと思ったら、「ところであなたは……」と切り替えるのです。

例えば相手が「あのドラマいいよね」と話してきたことに対し、「○○がかっこいいよね」と乗っかってしまっては、ただのドラマの話で終わってしまいます。それでは会話が膨らまないので、「主人公の考え方って、君と似てるよね」といったように、相手を意識した会話にもっていくのです。

とくに男性の方におすすめしたい“最強の二人称テクニック”があります。それは「パーソナルな情報のリマインド」です。

「そういえば○○さん、射手座だよね」「この間テレビ番組で熊本が出てきたけど、○○ちゃんの出身って熊本だよね?」といったような相手のパーソナルな情報について改めて触れることで、相手は「自分のことを尊重してくれている」と思えるようになります。相手から聞き出したパーソナル情報は、つねに頭の中に意識しておくことが必要です。

漫才中のツッコミは聞き役ですが、現実は漫才みたいにネタがあるわけではないので、ただツッコむだけだと会話が続かないことも多々あります。そうならないためには、自分からどんどん「ツッコミポイント」を聞き出していかなければなりません。

よく「聞き上手」はモテるとはいいますが、本質としては「聞き出し上手」といえます。あらかじめいくつかの質問を想定しておいて、相手が興味を示したテーマについて話を広げていく、まずはここから意識してみてはいかがでしょうか。

恋愛もビジネスもコミュニケーションの基本は同じ

「承認」要求を満たされると、人は「楽しい」状態になります。そこまでいってようやく、自分の「能力」を相手に伝えても受け入れられるのです。男性としての能力、女性としての能力、人としての能力を見せて、最後に「尊敬(リスペクト)」されれば、向こうが「好き」になる。これが「したのりす」のプロセスなのです。

このプロセスで進んでいく途中で、うまくいかないなと思ったら、必ず「承認」に立ち返りましょう。どの段階に進んでも承認は基本。信頼関係のベースです。つねに相手を認め続ける姿勢が大事なのです。

この「したのりす」のプロセスは男性だけでなく女性にも当てはまりますし、ビジネスでも応用できます。売れない営業マンほど、製品の説明など自分がしたい話ばかりをしてしまいがちです。よほどのことがない限り初対面でいきなり製品を説明したところで、買ってくれるわけがありません。

まずは相手の課題を聞き出し、それを承認します。そのうえで理想の未来をイメージさせることができれば、その営業マンは相手から気に入られ、おのずと製品も買ってもらえるでしょう。

こうしたプロセスを経ずに製品を売りつけることは、医者が診察もせずに処方箋を出すようなものです。

どんな場面であっても、対人関係で大事なのは相手を承認し、関心を持つことです。

「したのりす」のプロセスは、ビジネスや恋愛など、あらゆるコミュニケーションの基本。優秀なツッコミ芸人ほど、それを自然と行っているので「美人と結婚」というよい結果につながっているのです。

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