「レクサスRC F」乗ってわかった481馬力の実力 サーキットで意のままに動く走りを体験した

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RC Fの車名の由来ともいわれるFuji Speedwayでの試乗会の風景(写真:LEON編集部)
レクサスRCのトップモデルRC Fが、マイナーチェンジにより完成度を増した。その走りを試すべく、富士スピードウェイで試乗。レクサスの考える熟成とはどういうものだったのか?

「走るのが楽しい」究極のクルマ

サーキットを走ることが究極のクルマの楽しみだとしたら、サーキットでも走れるクルマに乗ることだって、それに近い。最近乗って、”これは楽しい”と強く思ったのが、レクサスRC Fだ。

レクサスRC Fは、2014年10月に発売されたRCシリーズのトップモデルである。「F」の由来は諸説あり、「Fuji Speedway」ともいうし、1980年代にレクサスの企画がスタートした際の社内のプロジェクト名「サークルF」ともいう。

いずれにしても「F」はレクサスにとって特別な名前なのだ。2019年5月にマイナーチェンジを受けたRC Fに乗ってみて、出来のよさが感動的だった。なるほどこれは特別製と納得の性能ぶりである。

本記事はLEON.JPの提供記事です

RCシリーズは2ドアクーペで、ラインナップは多岐にわたる。パワートレインをみても、2リッター4気筒と、3.5リッター6気筒、それに3リッターと電気モーターを組み合わせたハイブリッドというぐあいだ。

加えて、スペシャルなRC Fは、354kW(481ps)の最高出力と535Nmの最大トルクを持つ、5リッターV型8気筒を搭載しているのだ。8段オートマチック変速機を介して後輪を駆動する。

今回のマイナーチェンジで、パワートレイン、タイヤ、サスペンションなど、多くの点に改良を加えられたのが特徴だ。開発のコンセプトはレースからのフィードバック(レース車両の技術を量産車にも反映させる)だといい、ボディの空力特性の見直しや、大幅な軽量化をはかったモデルの設定など、あらゆる点で凝っている。

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