大学生を食い物にする悪徳「就活商法」
就活塾の勧誘や高額教材の販売でトラブル続出

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マルチ商法の片棒を担ぐはめに

【事例1】関東の大学生Aさんのケース(マルチ商法)

高校の同級生に「会わせたい人がいる」と言われて喫茶店行くと、同世代の人物Bを紹介された。Bは先物投資で利益を上げていて、「特別な投資システムを使用しているので、確実に儲けられる。このシステムで人脈作りもできるので就職にも役立つ」と言った。

そしてこの投資システムを解説したDVDを60万円で購入するように強く勧誘された。断ると、投資に成功したいう別の人物2人が出てきて、さらに勧誘された。おカネがないと言うと消費者金融で借りろと言われた。勧誘時間が6時間を超えたことから、心理的に追い込まれた。購入契約をしないと帰れないと思い契約することにした。

Bに消費者金融の窓口へ連れて行かれて、おカネを借りた。その際、学生では消費者金融から借りることができないので、「フリーターと申告しろ」と言われて、そのとおりにした。

その後、先物投資セミナーに知人を紹介すると紹介料10万円をもらえたことから、Aさんは自分がマルチ商法に巻き込まれていることを知った。紹介料は何回か受け取ったが、先物投資では損失が出ているので、借金は残ったまま。知人との関係は悪化したし、就活にも集中できない状況に陥ってしまった。

無料セミナーと思って就活塾へ行ってみたら・・・

【事例2】関東の大学生Dさんのケース(就活塾)

会社説明会の会場近くで「就活生の意識調査をしています」と声をかけられ、氏名、携帯番号を答えると、就活塾Eのチラシを渡された。その日の夜に就活塾Eから電話があり、「明日、無料の就活セミナーがあるので来ませんか」と誘われたので行くことにした。

翌日、訪問すると従業員Fが就活状況について個室で説明した後で、塾への入会を強く勧めてきた。断ると、それまでにこやかに話をしていたFは怒った表情になり、「そんなことでは内定は無理だ」ときつい調子で言った。「おカネがない」と言うと「日雇いのバイトをすればいい」と言われた。

6時間以上の勧誘で心理的に追い込まれて断れなくなってしまった。契約書に署名した後で「入会金を納めてほしい。近くのコンビニへ下ろしに行こう」と言われたが、それは断った。最後にFが「親に心配をかけるのはよくないので、塾代のことは親に話さずに自分で払うように」と言ったので、Dさんは両親に相談できないと思った。

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