女子高生襲う「AirDrop痴漢」の悪質すぎる手口 女性だけでなく俳優の加藤諒や男性も被害に
AirDrop機能を使う女子高生を襲うのは痴漢だけではない。同機能を経由して「ナンパ」された女子高生もいる。
ある女子高生は、空いている車両で「◯◯ちゃんでしょ。△△女子高に通っているんだね」と知らない男に声をかけられた。「僕の写真送るからね」と言われ、スマホに表示された男の写真を見た彼女は、恐ろしさのあまり知らない駅で降りてしまったという。制服姿だったので高校名がわかるのは理解できるが、名前を呼ばれたこと、さらに写真まで送られたことで驚き、恐怖で頭が真っ白になったそうだ。これもAirDrop機能を悪用したものだ。
Wi-Fiネットワーク接続時、「◯◯のiPhone」という名前を見たことがある人は多いだろう。AirDrop機能を使った場合も、同様にiPhoneの使用者の名前が表示される。
AirDropは最大9~10メートル離れた距離にいる相手を表示するようになっている。人混みでは難しいが、あまり人がいないところで使うと、相手を特定できる場合もある。
初期設定で本名を登録している場合、AirDrop機能を使うと「◯◯のiPhone」という表示から本名がわかってしまう。10代、20代の若者はTwitterやInstagramなどのSNSも本名登録していることが多く、本名を検索することでアカウントの特定までできてしまうことがあるので、注意してほしい。
AirDrop被害を防ぐ対策とコツ
AirDropでの痴漢やナンパなどの被害は、iPhoneの設定変更によって防ぐことができる。iPhoneの「設定」から「一般」→「AirDrop」とタップしよう。続いて、「受信しない」あるいは「連絡先のみ」と選べばよい。
「連絡先のみ」にすると、スマートフォンに連絡先が登録されている相手とのみやり取りできるようになる。普段は「受信しない」にしておき、AirDrop機能を使うときにだけ「受信する」にしてもいいだろう。
またAirDrop痴漢は、女性名を選んで送信していると考えられるので、女性とわからない名前で登録しておくといい。名前は、同じくiPhoneの「設定」から、「一般」→「情報」→「名前」とタップして変更できる。本名登録している人も、変更がおすすめだ。
とても便利なAirDrop機能だが、このようにさまざまな被害が起きている。思わぬ被害に遭う前に、ぜひ設定を変更してみてはいかがだろうか。
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