スズキ「クロスビー」C-HRとは異なるSUVの価値 発売から1年半余り、販売動向は順調なのか?
スズキ広報によれば、昨年7月から今年6月までの1年間で、販売台数は月平均2000台ほどで推移しているという。一般社団法人日本自動車販売協会連合会(自販連)の乗用車ブランド通称名別順位の統計においても、30位台を保持しており、堅調な売れ行きといえるのではないか。
2018年の年間販売台数を見ても、クロスビーは3万0624台で30位に位置する。車種はまったく異なるが、クロスビー開発の基となった小型ミニバンのソリオは、4万4884台で24位を得ており、より広い顧客層が想定される小型ミニバンと比べても、クロスビーの健闘ぶりがみえてくるのではないか。
老若男女に支持されるクロスビー
クロスビーの顧客動向では、50歳代が中心とはいえ年齢や地域で大きな偏りはなく、女性も約35%を占めるとのことであり、老若男女に支持されているようだ。クロスビーが注目される点として、まずは外観があげられると広報は解説する。そのうえで、車体の色、室内の広さ、そして運転のしやすさが評価されているようだ。
車体色には、赤、黄、青、オレンジなどがあり、ほかの乗用車では選びにくい明るさであっても、SUVの外観であれば好みを通しやすいのではないか。それが、外観の造形や室内の独自性に加え、自分の思いを生かせるクルマとしてクロスビーを際立たせているかもしれない。
さらには、5ナンバー車であることにより、立体駐車場へも気兼ねなく止めることができるところも見逃せない。
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