「会社に行きたくない気分」を変える3つのコツ 「その場しのぎの対処法」ほど役に立つ
朝起きたとき、なんとなく「会社に行きたくない……」という気分になったことはないでしょうか? ちまたでは、これを「仕事の辞めどきのサイン」という人もいますね。
どれだけ仕事がつらくても、ストレスがたまっていても、私たちは「会社を辞めたら生活ができなくなるのでは?」という不安で、なかなか「辞めよう」と決断することはできません。でも、朝起きたとき、身体は正直に「これ以上無理をすると、心も身体も、壊してしまうよ」と教えてくれている、というわけです。
これは一理ある、と僕も思います。ただ、実際には一時的な身体や心の不調のせいで「今日は行きたくないな……」と感じているだけで、仕事そのものには、そこまで嫌気がさしているわけではない、という場合もあるでしょう。
当然、こうした場合は、焦って「仕事を辞める」といった大きな決断をするのではなく、まずは少し休みをとり、体や心の調子を整えてから仕切り直ししたほうがいいはずです。
心の中の「湖の水位」を見る
今の仕事を辞めるべきなのか、踏みとどまるべきなのか。今、自分がどの程度ストレスに追い詰められているのかを簡単に自己診断する方法として、「水の中に立つ自分をイメージする」という方法があります。ちょっと迷信のようですが、こだわらずに一度遊びのつもりでやってみてください。
これは、自分では無意識のうちに、仕事のストレスがどれくらいたまっているか、そして「水の深さ」で「仕事への煮詰まり方」を示してもらうという方法です。まず、目を閉じて、池や湖の中に立つ自分をイメージしてみます。
さて、どんなイメージが出てきたでしょうか? 水はきれいに澄んでいますか? それともよどんで、底が見えないほど真っ暗でしょうか? あなたが立っている場所の水深はどれくらいですか? 足首までですか? 膝まででしょうか? それとも腰くらい? 胸まで来ている? いかがでしょうか……。
イメージの中に現れた「水位」は、あなたが抱えているストレスの量を表しているわけです。