韓国で最もググられた検索語からみる「関心事」 2019年上半期人気ワードはあの海外キャラ
ネットフリックスなどのネット配信サービスで映画を見る人が増えているなか、韓国人はやはり映画館で皆で観るのを好むようである。口コミを信頼し、人と気持ちを共有することが好きな韓国人の特徴からも、映画館は生活の一部なのだろう。
2018年の年間ランキングは?
ちなみに2018年のグーグル検索年間総合トップ10を見ると、6位に今年日本でも公開された映画『神と共に』がランクインしていた。3位にはケーブルテレビtvNのドラマ『キム秘書はいったい、なぜ」、4位は日本でも発売されている人気ウェブ漫画『外見至上主義」がランクイン。そして1位はなんと『LOST ARK」というパソコン用オンラインゲームだった。
これは7年間100億円をかけて開発されたロールプレイングゲームで、昨年11月からの公開ベータテスト開始時には同時接続ユーザーが25万人を記録。この7月には日本でのサービス開始が発表された。2018年に世界的に注目を集めた「平昌オリンピック」や「ワールドカップ」などのビッグイベントを抑えて堂々の1位というのには驚かされる。韓国ではエンターテインメント分野が根強い人気をもち、人びとに検索されているのだ。
一方、日本の2018年検索結果ベスト10を見てみると、「ワールドカップ」「オリンピック」がやはり1、2位を占めた。「台風」「大阪地震」「北海道地震」など災害関連が3つもランクインしたのは日本的だ。エンターテインメント分野でいえば「大杉漣」「吉澤ひとみ」などの芸能人は入っているものの、映画やドラマのタイトルなどは1本も入っていない。カンヌ映画祭で最高賞を受賞し話題となった『万引き家族」ですらトップ10にランクインしていなかった。
ちなみに、今年同じく最高賞を受賞した韓国映画『パラサイト」は韓国内の検索数上半期の発表で10位。カンヌ映画祭が5月に行われ、このグーグルからの発表が6月だったため、年末発表の総合検索数ではもう少し検索数が伸びているかもしれない。
検索ランキングは人びとの関心がよく反映される時代の鏡だ。今年もこれからまだ半年残っているが、年末に発表される2019年の検索総合結果ベスト10が明るい話題で占められることを望んでいる。
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