ヨーロッパまで4万円台で行ける航空券の実態

年末年始やGWのピークでも5万円台がある

次にこれらの航空券の中には、8月から9月にかけての夏休みや年末年始、2020年のゴールデンウィークでも価格がほぼ同一のものが見られることだ。例えば、静岡発プラハ往復は2020年4月29日静岡空港出発、5月6日静岡空港帰着でも、「底値」の5万7880円である。この金額なら都内から新幹線の往復の交通費を足しても十分に割が合う。

ちなみに東京駅から静岡空港までは、新幹線とバスを乗り継げば最短で2時間。成田空港との差は1時間ほどでしかない。

2019年の10連休はあまりにも航空券代が高く渡航を断念した人もいるかもしれないが、今からこれらのピーク時の航空券を押さえておけば、かなり安く欧州旅行が楽しめるだろう。

北欧・東欧への航空券が安い

表の航空券の行き先はプラハやブダペストなどの東欧に加えて、ノルウェーやヘルシンキなどの北欧が目立つ。プラハやブダペストが安い理由としては、中国東方航空や上海航空の就航地であることが大きい。北欧については先述した吉祥航空とフィンエアーを組み合わせた航空券が安いことに起因している。

これまでも欧州行きの中では比較的安価な航空券が多かった東欧に比べると北欧行きの安い航空券は貴重な存在である。表のいちばん上にあるノルウェーのトロムソは北極圏の北緯約70度に位置する都市。9月にもオーロラがよく出現することで知られている。羽田発5万円台でオーロラ観光が実現する。しかも最低気温は4.4度程度と東京の真冬とそれほど変わらないのだ。

このほか、マドリード、ローマ、ヘルシンキ、ストックホルムなどへの航空券が比較的安かった。

羽田・成田・関空・中部以外の地方空港発が安い点も目につく。かつて、地方空港発は主要空港発と比べるとどうしても割高な印象が否めなかったが、中国系航空会社の場合、日本国内のどの空港発でも金額はほぼ同じケースが少なくない。

その場合、空港使用料が安かったり、そもそも設定されていなかったりする地方空港のほうがトータルの費用が安くなることがある。また、ピーク時にこれら主要空港と上海を結ぶ航空券の残席がなくなっても、これらの地方空港と上海を結ぶ路線ではまだ空席が十分にあり、結果として安い価格で手に入るケースもある。

首都圏在住者なら静岡空港、関西在住者なら岡山空港は比較的近くて狙い目の空港といえる。自分の居住地にいちばん近い空港発で安い航空券が見つからない場合は、次に近い地方空港発の航空券が安いかどうか調べてみるとよいだろう。

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