松浦市(長崎)は、子ども医療費助成(1位)、20~30代女性人口当たり0~4歳児数(24位)が高く、安心度の指標で最も順位が低いのは老年人口当たり介護施設定員数(226位)とすべてが上位にあり、安心度が18位になっている。
鳥栖市(佐賀)は、利便度の指標である人口当たり大型店面積(84位)、快適度の転出入人口比率(99位)、汚水処理人口普及率(40位)、富裕度の財政力指数(92位)、事業所当たり売上高(94位)が全国で100位以内である。
日向市(宮崎)は、人口当たり飲食店数(38位)や大型店面積(135位)など利便度が70位であるほか、20~30代女性人口当たり0~4歳児数(41位)が上位になっている。
名護市(沖縄)は子ども医療費助成(1位)、20~30代女性人口当たり0~4歳児数(29位)などから安心度が50位で、利便度の指標である人口当たり飲食店数(13位)も順位が高い。
福岡市(福岡)は人口当たり小売販売額(34位)や飲食店数(89位)、可住地面積当たり飲食料品小売事業所数(食品スーパーやコンビニなど)(49位)など利便度が27位で、人口当たり財政歳出額(113位)、転出入人口比率(131位)、汚水処理人口普及率(40位)など快適度も46位であるが、人口当たりの犯罪件数(783位)や交通事故件数(766位)など安心度の指標が低く、総合評価を下げている。
(1)人口当たり病院・一般診療所病床数(2017年10月):厚生労働省「医療施設調査」
(2)老年人口当たり介護老人福祉・保健施設定員数(2017年10月):厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」
(3)20~39歳女性人口当たり0~4歳児数(2018年1月):総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」【新】
(4)子ども医療費助成(対象年齢・所得制限の有無)(2019年6月):東洋経済調べ【新】
(5)人口当たり刑法犯認知件数(2017年):各都道府県警察調べ【新】
(6)人口当たり交通事故件数(2017年):交通事故総合分析センター調べ【新】
(7)人口当たり小売販売額(2015年):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」
(8)人口当たり大規模小売店店舗面積(2018年):東洋経済『全国大型小売店総覧』
(9)可住地面積当たり飲食料品小売事業所数(2016年6月):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」
(10)人口当たり飲食店数(2016年6月)総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」【新】
(11)転出入人口比率(2015~2017年):総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
(12)人口当たり財政歳出額 (2017年度):総務省「市町村別決算状況調」【新】
(13)水道料金(2019年6月):東洋経済調べ【新】
(14)汚水処理人口普及率(2018年3月):国土交通省、農林水産省、環境省調べ
(15)都市計画区域人口当たり都市公園面積(2017年3月):国土交通省「都市公園の整備水準調書」
(16)気候(月平均最高・最低気温、日照時間)(1981~2010年):気象庁「メッシュ平年値データ」【新】
(17)財政力指数(2017年度):総務省「市町村別決算状況調」
(18)1事業所当たり売上高(2016年6月):総務省・経済産業省「経済センサス活動調査」【新】
(19)納税義務者1人当たり所得(2017年):総務省「市町村税課税状況等の調」
(20)1住宅当たり延べ床面積(2013年10月):総務省「住宅・土地統計調査」
(21)持ち家世帯比率(2015年10月):総務省「国勢調査」
(22)住宅地平均地価(2018年7月):国土交通省「都道府県地価調査」【新】
2019年6月時点で、全国にある市と特別区(東京23区)が対象。特別区のうち、千代田区、中央区、港区の3区は対象から除外しており、812市区を対象としている。
■算出指標
「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つの視点から、22のデータを用いて算出。
■算出方法
各指標について、平均値を50 とする偏差値を算出。すべての指標の偏差値を平均したものを「総合評価」としている。
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