ひろゆきさん語る「自分ルールで生きればいい」 ストレスで潰れる前に諦めていい3つのこと
そもそも、自分と他人の考えや感覚が違うことに怒りを覚えたり、イライラしたりするのって、かなり病的なことだと思うんですよ。だって「全ての人は自分と同じ考えを持って当然」ってことを前提にした思考だから。でも、現実にはそんなことあり得ないじゃないですか。
僕も小学校低学年の頃、大好きなトカゲを上の階に住むおばさんにプレゼントしようと思って彼女の家に放したら、酷く怒られた経験があります。善意でしたことなのに怒られるなんて理不尽だと思ったから、おばさんの腕に噛みついちゃったんですけど、それ以来、自分と価値観が合わない人がいても、そういうものだと受け入れられるようになりました。
いい大人なのに「なぜオレの気持ちが分からないんだ!」とか「あんだけしてやったのに、感謝の言葉さえない!」と、腹を立てる人がいます。そういう人には「どんだけ自分の理解力を過大評価しているんだよ」って思いますね。正確に把握できるわけないじゃないですか。赤の他人の気持ちなんですから。
普通に考えたら、他人と同じ価値観や考えを共有するのって、すごく難しいことなんですよ。「分かり合える」と信じることを諦める。まずはそこから、人間関係は楽になるんじゃないですか?
さっさと別の場所に行っちゃえば?
自分の周囲を見渡してみると、他人とコミュニケーションを取るのが苦手で、エンジニアになった人が結構います。そもそも、僕たちの時代にエンジニアを目指した人の多くは、学生時代に人と関わることが苦手だからという理由で、PCと一日中向き合っていた人たちです。だから、エンジニアがコミュニケーション下手なのは当たり前のことでもあります。
もちろん、会社に就職したからといってその特性が変わることは滅多にない。社内外の人との折衝とか、仕事上の人間関係で悩む人が多いのも頷けますよね。
しかも日本のSIerの場合、ある程度の年齢になるとプログラマーからSEに「出世」させられるでしょ? 最初は不本意な異動でも「やってみたら意外とできたし、面白い」と思えれば、まだマシです。ただ、一人で黙々と作業するのが好きだからという理由でエンジニアになった人からすれば、顧客折衝の矢面に立たされたり、部下のマネジメントを任されることは、苦痛でしかないはず。それは、仕事が嫌になって当たり前です。
もちろん、そんな目に合わないよう上司に掛け合って仕事を変えてもらうのもアリですね。でもそれが面倒だったら、そんな会社とっとと辞めてしまって、仕事や人間関係で悩まなくていい場所に移ればいいと思います。
エンジニアって、バックオフィス部門の職種に比べたら、かなり恵まれていると思いますよ。だって、アプリのこの部分を作ったとか、OSSにこんな貢献をしているとか、スキルや実績を具体的に示せるじゃないですか。しかも今、エンジニアは完全に売り手市場。転職先は選び放題です。
在宅勤務やリモートワークOK、複業可という会社も増えていますし、「コミュニケーション力は超絶下手だけど、GitHubを見る限りコイツの書くコードはスゴいから採用しよう!」っていう会社は探せばいくらでもあります。