日経平均6日ぶり反落、海外勢が手じまい売り  米市場の影響を受けヘルスケア関連が下落

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 4月18日、東京株式市場で日経平均は6日ぶりに反落した。写真は都内の株価ボード前で2014年4月に撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 18日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は6日ぶりに反落した。前日まで5連騰した反動で朝方から利益確定売りが先行。イースター休暇を控えた海外勢から現物、先物に手じまい売りも出て下げ幅は一時200円超まで拡大した。米国市場でヘルスケア株が売られた影響で、武田薬品工業<4502.T>、アステラス製薬<4503.T>など医薬品株が軒並み安となったことも指数を押し下げた。

TOPIXは0.96%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆2288億円だった。東証33業種中30業種が値下がり。値下がり率上位には、医薬品、精密機器、パルプ・紙、金属製品などが入った。半面、輸送用機器、ゴム製品、鉱業は買われた。市場では「休暇前のショートカバーやウエート調整が中心。この水準では潜在的な売り需要も多く、いったん下げ始めると下落幅は大きくなりやすい」(東海東京証券・機関投資家営業部部長の静間康禎氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、いちご<2337.T>が軟調。17日に発表した2020年2月期の最終減益予想を嫌気した。半面、八洲電機<3153.T>は反発。17日に発表した2019年3月期利益予想の上方修正を好感した。連結純利益は従来予想の17億円から18億円に引き上げた。付加価値の高いエンジニアリング案件の増加が寄与する。

東証1部の騰落数は、値上がり192銘柄に対し、値下がりが1907銘柄、変わらずが42銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22090.12 -187.85

寄り付き    22274.13

安値/高値   22058.39─22305.63

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1614.97 -15.71

寄り付き     1631.62

安値/高値    1612.02─1632.54

 

東証出来高(万株) 118826

東証売買代金(億円) 22288.39

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