「地価が圧倒的に高い場所」全国上位ランキング

公示地価の昨年比上昇率では地方都市が躍進

すべての用途における平均地価は4年連続で上昇した。写真は東京都内の夕景(写真:Yoshitaka/PIXTA)

3月下旬、国土交通省から最新の公示地価が発表された。公示地価とは、土地の評価や取引の基準となることを目的として、国土交通省が全国約2万6000地点の地価を年に1度評価するものだ。

基準地価や路線価と並び、日本の代表的な地価指標として知られる。商業地や住宅地などすべての用途における平均地価は4年連続で上昇した。

東洋経済では全国の公示地価を3Dマップで表現するなどデータの整備や可視化を行なってきた。今回は、住宅地・商業地別に最新価格が高い地点、および昨年比で伸びた地点をランキング形式で掲載する。

データは国土交通省の土地総合情報システムから取得した。対象は2019年1月1日時点における全国の公示地価、のべ約2万6000地点。昨年比較は地番の表記が一致する地点を対象とした。

山野楽器銀座本店が4年連続で全国トップ

商業地の全国平均は4年連続で上昇した。トップ100を見ても、今年から地価公示の対象となったものを除いたすべての地点で地価が値上がりしている。

最新価格が最も高かったのは東京都の銀座4丁目(山野楽器銀座本店)。昨年の5550万円からさらに3.1%価格が上がり、4年連続で全国1位となった。銀座は他にもトップ4までを独占、その下にも5位の東京(丸の内2丁目)、6位の新宿、10位の大手町など、都内の地点が続く。

一方で、昨年比の伸びが著しいのが大阪だ。21位のなんば(中央区宗右衛門町)、22位の大阪(北区大深町)はいずれも25%超の高騰。30位の心斎橋は20.5%、40位の大阪(北区梅田)も18.5%と、高額地点にもかかわらず高い伸び率を示した。東京・大阪以外の都市では、36位の横浜(神奈川県)、44位の名古屋(愛知県)、57位の天神(福岡県)などが入った。

住宅地の最新価格では、さらに東京の「寡占」ぶりが際立つ。1位の溜池山王を筆頭に、実に42位までが東京都の地点で占められる。100位までを見ても、東京以外は44位の広島(広島県)、50位の伏見(愛知県)、100位の浦和(埼玉県)と、わずか3地点のみだ。こちらも今年追加されたものを除くすべての地点が値上がりしている。

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