三菱地所社長が語る「丸の内の大家」が向かう先 「観光立国日本」の魅力を世界へ発信する
――まさに大手町の本社にその哲学が生かされているなと思ったのですが、やはりあそこはモデルオフィスとしての意味合いもあるのですか。
はい。実際、外部の人たちと自由に色々な闊達(かったつ)な議論ができるようになっております。あるいは、新しいオフィスを使って実証実験という形で、外部の企業と協力しながら、新しいオフィスの中での協業というものをどんどん進めているところです。
――フェーストゥフェースで新しいものが生まれるという話もありましたが、今年まさにラグビーワールドカップがあります。そして来年には東京オリンピック・パラリンピックの開幕が控えています。さらに世界からも日本が注目されてまたいろんな人がフェーストゥフェースで交流も生まれると思うのですが、三菱地所として挑戦したいこと、考えていることは。
まずは丸の内エリアを中心に、日本の魅力を再発見できるような情報発信をしていきたいと思っています。日本は生活がしやすい、魅力たっぷりだ、ここでビジネスをしたら本当に快適なんだろうなというようなことを発信できたらいいなと思っています。
国がすすめている観光立国という意味でも、我々が行っている空港ビジネスとか、アウトレットモールなどを生かして、世界の人たちに日本の魅力がこんなところにもあったんだというのを、新たに感じていただけるような仕掛けができると面白いなと思っています。
沖縄・宮古島に2つ目の空港
――先ほどワーケーションしてみたい場所として、宮古島を挙げました。
実は来月末に、宮古島の2つ目の空港ということで、“みやこ下地島空港”がオープンします。こちらは本当に空港全体がリゾートのような環境です。すぐにリゾート気分になれるということで、海外の方、あるいは国内の方にも、本当に愛される空港になるんじゃないかなと思っています。沖縄を皮切りに日本も観光産業を大いに盛り上げていきたいというふうに思っています。
――屋根も木材でできているんですね。
そうですね。今、国が推進をしているCLT(Cross-Laminated-Timber)というもので、これは非常に軽量で、かつ構造はしっかりしていて、耐火性能も備えているものです。これからどんどん、日本発展のためにも、あるいは地方創生のためにも、CLT事業を拡大していきたいと思っています。
――それ以外にもいま、様々なことに挑戦をしていますよね。
従来、皆さんが考えている不動産業という枠組みにとらわれないで、生活全般、あるいは日本を盛り上げていくためのものであれば何でもチャレンジしていきたいなと思っています。