地上波ドラマと連動したスピンオフドラマが、各社配信サービスで展開されることが増えています。
地上波でそのまま続編や番外編として企画されることは、決して珍しくはありません。人気作は映画でさらなる収益化を目指すものもあります。時に本編のバイプレーヤーが主人公となって視点を変えたストーリーも作られます。
その狙いはコンテンツの循環拡大。配信で展開される場合もこれまでその役割を担ってきましたが、配信スピンオフドラマは「おまけ」といった位置づけが強かったとも言えます。それが今、変わりつつあります。
Huluの年間視聴者数「トップ20」は?
Huluを運営するHJホールディングスが発表した2018年の「Hulu年間視聴者数ランキング」からも変化の動きが見て取れます。まずは総合ランキングの結果を見ると、安室奈美恵さんの引退までの1年間に密着した話題作のドキュメンタリー『Documentary of Namie Amuro “Finally”』が堂々1位。そのほかトップ10にはアニメ『名探偵コナン』(4位)、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』(6位)など稼ぎ頭のコンテンツが並んでいます。
そんななか、Huluオリジナルストーリーの『トドメのパラレル』がトップテン入りしました。同作品は2018年1月クール日曜ドラマ枠で放送された連続ドラマ『トドメの接吻』(日テレ系)のスピンオフドラマです。本編の『トドメの接吻』も総合ランキング20位以内に入っていますが、スピンオフドラマが順位を上回る結果でした。
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