12月中国貿易統計、輸出入とも予想外の減少 2019年の中国経済は一段と減速する可能性
17年は約2758億1000万ドルの黒字だった。
18年通年の中国の輸出は全体では9.9%増と7年ぶりの高い伸びを記録。輸入も15.8%増加した。
米国による大規模な関税発動などにもかかわらず、中国の輸出は18年の大部分において予想外の底堅さを示してきた。企業が関税の発効前に出荷を急いだことが背景にあるとみられるが、12月単月の弱い内容をみると、この前倒し効果が薄れてきたようだ。製造業セクターの受注も数カ月にわたって減少しており、輸出は今後数カ月にさらに鈍化する見込みだ。
12月の対米輸出は3.5%減少、輸入は35.8%減少した。
米国からの大豆輸入は2011年以降初めて減少
中国が米製品に課した報復関税は中国の輸入の伸びにも打撃を与えた。18年通年の米国からの大豆輸入は2011年以降初めて減少した。
アナリストは、米中が今回の通商協議で合意に達したとしても、減速する中国経済への特効薬にはならないとみている。
複数の関係筋が先週ロイターに明らかにしたところによると、中国政府は、2019年の国内総生産(GDP)伸び率目標を6─6.5%に引き下げる見込みだ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら