最高出力510馬力、最大トルク600Nm。
これほどまでに圧倒的なパワー&トルクを携えているのが、スポーツカーではなくSUVだと聞けば、誰もがワクワクしてくるはず。
アルファ ロメオ初のSUVであるステルヴィオに追加されたトップモデル、「クアドリフォリオ」は、まさにそんな1台である。
ステルヴィオのベースとなっている新世代のサルーンである「ジュリア」にも、同様にクアドリフォリオというグレードがラインナップされるが、ステルヴィオのクアドリフォリオは、これと同じパワートレーンを搭載したモデルということだ。
すでにご存じの読者も少なくないだろうが、改めてこのパワートレーンのスペックを見ていこう。
0-100km/h加速は3.8秒!
510馬力/600Nmを発生するのは、2.9Lの排気量をもつ90度のバンク角のV6ツインターボ。そしてこれに8速ATを組み合わせて、電子制御で前後のトルク配分を、走行状況やその他に応じて可変する仕組みを持った4WDである「Q4」を介して路面にパワー&トルクを伝える仕組みだ。
結果、クアドリフォリオは車両重量で1910kgと、そのサイズからするとヘビー級ともいえるボディにもかかわらず、0−100km/h加速タイムは実に3.8秒を、最高速は283km/hを達成するスーパーSUVとなった。そしてニュルブルクリンクの北コースにおいて2017年9月、量産SUVとしての最速ラップ7分51秒7を達成した。
こうしてそのプロファイルを見ていくと、かなりモンスターなSUVだと断言できる。
しかし実際にその姿を目にすると、ノーマルのステルヴィオからは実はそう大きくは変わらなかったりする。
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