「自炊力」が食生活改善にここまで重要なワケ 自炊できなくても自分を責めてはいけない

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そしてハンバーグやつくねなど、ひき肉をこね合わせる作業が必要なレシピも私にはどうにも煩わしく。どちらも食べるのは大好きなんですけどね。

人間、何度もやるほどに慣れてきて「最初は面倒だったけど、回数を重ねるうちそう思わなくなった」となるものと、「何度もやるうち、やっぱり私にはこういう作業は向かないとわかった」となるものとにハッキリ分かれるようです。

なのでわが家の場合、揚げものやハンバーグなどは基本「買う」か「外で食べる」ことがほとんど(ごくたまに、気が向いたときだけやります)。

面倒なことはやらない、避けるというのも自炊を嫌いにならないコツだと思うのです。料理においてどうにも負担に思えてしまうこと、なるべくならやりたくないことって、自炊を続けているとだんだんとわかってきます。

ハンバーグ、ちょっと待った!

さて、ちょっと余談ついでですが……料理し始めって、どうにも小難しい料理からトライしてしまう人が多いように感じています。その代表格はハンバーグ。ポピュラーな料理ですが、ビギナーがいきなりトライするにはいささかハードルが高いと思うのですよ。

タマネギをみじん切りにして涙を流し、ひき肉をこねてもほどよく練れたかどうかわかりにくい。さらには焼いたとて中まで火が通ったかもわかりにくい。完成したはいいけれど、付け合わせのないハンバーグはうら寂しい。ソースを別に作るのはさらに面倒。終わってみればたくさんの洗いもの……。

これで料理、懲りちゃったという人もいるのではないでしょうか。日本全国に「1、2度使われて、以来ずっと戸棚で眠りっぱなしのナツメグパウダーの瓶」がいったい何本あることか。またハンバーグのためにパン粉を買ったはいいけれど、以降ずっと使っていないという人も多そうな。

私のおすすめ、豚しゃぶサラダ

初めのうちは、「切る・加熱・和える」の3工程でできるような料理が個人的にはおすすめです。たとえば豚しゃぶサラダのような料理。野菜を切って、肉をゆでて、ポン酢かドレッシングで和えれば完成です。

肉は、「しゃぶしゃぶ用肉」を買ってくれば切らずに済みます。レタスとキュウリとプチトマトなんかを洗って、水気を切って、自分が食べやすい大きさに切る。味つけは私ならおろしポン酢にしたいところですが、ごまだれもいいですね。一緒に豆腐を切って、残りの野菜をのせてポン酢などをかければ2品が完成です。

ミョウガを刻んだり、おろしショウガを添えたりしてもいいですね。ドレッシングやポン酢、または焼き肉のたれなど、それ1本で味つけがビシッと決まるものを活用すると、失敗知らずで楽ですよ。カイワレなどのスプラウトを足してもいいし、慣れてきたらブナシメジを肉と一緒にゆがいて足してもいい。

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