ゴルバチョフが警告「新冷戦を止めるべきだ」

「もっとも重要なのは核兵器の廃棄だ」

87歳になったゴルバチョフ(写真:REUTERS/Tatyana Makeyeva)

[モスクワ(ロイター)] - 最後のソヴィエト連邦の指導者ミハイル・ゴルバチョフは11月8日、ロシアと米国の間で高まりつつある緊張に対して警告を発し、冷戦に舞い戻るべきではないと語った。

衰えた87歳のゴルバチョフは、ロシアで開かれた新作ドキュメンタリーの初上映を観るために、補佐官の介助を受けながら映画館へと現れた。このドキュメンタリーはゴルバチョフの人生や1980年代に行ったペレストロイカ、冷戦の終結へとつながった軍備管理運動を取り扱っている。

2014年に行われたロシアのクリミア併合、制裁にまつわる論争、選挙への干渉、英国でのスパイの毒殺未遂によって、ロシア政府と米国政府の関係が冷戦後の水準まで冷え込んでいることで、ゴルバチョフの政治的遺産には暗い影が落とされている。

新しい冷戦を食い止めなければならない

映画監督ヴェルナー・ヘルツォークとアンドレ・シンガーによって監督された新作ドキュメンタリー『ゴルバチョフに会う』の上映後にゴルバチョフは短い講演をし、世界は新たな冷戦を食い止められるだろうかとの質問を受けた。

「食い止めなくてはならない」と彼は語った。「それは冷戦だけの話ではない。私たちは計画した道筋をたどり続けなければならない。私たちは戦争をきっぱりと禁止しなくてはならない。最も重要なことは核兵器を廃棄することだ」

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