「パロディCM」に見る日清食品、強さの秘訣 NTTドコモはCMを刷新し新シリーズ突入
今シリーズの広告展開はテレビCMを制作して話題化するだけではなく、星プロのウェブサイトや星プロメンバーのTwitterなど、テレビとネットを連動させた施策も含めて多角的なアプローチが丁寧にデザインされている。
テレビから離れつつあるといわれる若年層だけでなく幅広い世代に共感され、巻き込んでいくシリーズとなることを期待しつつ、3匹の今後の活躍に注目だ。
“自社CMパロディ”のラ王、カレーメシが好調!
日清食品の新CM2作品が5位と13位にランクイン。5位は麺に全粒粉を練り込んで新しくなった袋麺の魅力を伝える『ラ王』、13位は新CMを放送するたびにカオスな世界観で話題を呼ぶ『カレーメシ』だ。
今回、両ブランドの展開に共通するのは“自社CMのパロディ”ということ。『ラ王』は、吉岡里帆が演じる“どんぎつね”と星野源が演じる“どん兵衛を食べる男”が織りなすほっこりしたCMシリーズを模して、“全粒粉の妖精”役にカズレーザー、“ラ王を食べる男”として千葉雄大を起用した。
千葉が部屋で商品を食べようとすると、湯気で曇ったメガネの向こうにたくましい“全粒粉の妖精”が現れる。「確かかわいい女の子のはずじゃ……」と不満を漏らすも、いつの間にか妖精のペースに巻き込まれてしまうというストーリーだ。
モニターの感想には「吉岡→カズ(レーザー)にびっくりした」「どんぎつねのパロディなので、とても印象に残った」「どん兵衛と同じパターンなので吉岡里帆からカズレーザーに変わるインパクトがいいと思う」「千葉雄大が『かわいい妖精が出てくると思った』と言っているのが、おもしろい。吉岡里帆とのギャップがすごい」といった内容が並ぶ。
実は本家の「どんぎつね」CMは、このパロディCMの放送が開始された9月時点でカウントすると6月以来、丸3カ月間オンエアがなかったのだが、『どん兵衛』史上最高のCM好感度を記録しただけあり、消費者の記憶にも深く刻まれていたようだ。
『カレーメシ』のCMは集会所で3つの派閥「カレーメシ軍団」「ぶっこみ飯軍団」「日本めし軍団」がにらみ合う一触即発のシーンから始まる。
『カレーメシ』のキャラクター“カレーメシくん”が「カップヌードルよりカレーメシだろ!」と口火を切ると、残る2軍団のリーダーが「違うだろ!ぶっこみ飯だろぉ!」「日本めし、なめんじゃねえぞ!」と応戦する。「ちゃんと話し合おうぜ。ド派手にな!」とカレーメシくんが再び煽ると、作業服を着た男性が「爆破します!」と爆破スイッチを押しその場が吹き飛んで終了するという型破りなストーリーだ。
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