「実質青天井相場」で勝つ「3つのポイント」 株価は波乱に注意だが、まだ上昇する可能性
日本株が大きく上昇している。実は、大きな節目になった出来事が少し前にあったのをご存じだろうか。東京証券取引所が13日に発表した投資部門別の売買動向だ(9月第1週分)。
このとき、外国人投資家は現物先物合わせて1兆円以上の売り越しになった。ここで市場関係者の大半は弱気になり「年内の日経平均株価2万3000円突破はなし」と断言した人も少なくなかったようだ。筆者にも「能天気な強気はいいかげん止めたほうがいいよ」とのアドバイスを複数頂いた。しかし、こういう時が底値になるのが相場の面白さ。その後は見ての通りだ。
今は「実質青天井相場」と言えるワケ
その厳しい9月第1週を、個人投資家は現物・信用で3700億円買い越したことは立派だが、今回(21日)発表された第2週では2200億円売り越している。まだ相場への本気感はないようだ。第3週分の売買動向(28日発表予定)を見なければ分からないとはいうものの、過熱感は出ているとはまだいえない。
1月23日の日経平均株価2万4129円34銭は、本年高値(9月21日現在)と言うだけでなく、2008年のリーマンショック後の最高値という重要な意味を持つ。
だが、終値での2万4000円台はこの日だけで、しかもこの日の東証1部の出来高は14億株とごく普通だった。その後2月6日の1071円安当日は32億株で、相場理論から言えば、高値買いは短期で整理され、需給から見た2万4000円の存在感ほぼゼロ。つまり、2万3000円越えの今、実質的な青天井相場に突入したと言える。
そこで、筆者48年間の経験の中で得た青天井相場との付き合い方を、今に活用したらどうなるか、3つのポイントを紹介したい。信じるか信じないかは、あなた次第である。
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