サヘル・ローズ「偽善者と言われたっていい」

同志たちと社会を変える活動を続けたい

サヘル・ローズさんは、難民問題、いじめ問題などに対して積極的にメッセージを発信している。その思いについて聞いた(撮影:熊倉徳志)
東洋経済オンラインのイメージキャラクターとして2016年7月よりお付き合いいただいている女優のサヘル・ローズさん。8月27日に、媒体宣伝に使用する写真を新たに撮影しました。撮影後、サヘルさんが考える「日本のメディアの課題」について伺いました。「私は偽善者です」とあえて明言する深いワケとは?

1人でやれることって本当に限られている

山田:最近、難民問題や学校でのいじめの問題について、積極的にメッセージを発信していますね。

サヘル:以前よりも同じ問題意識を持っている仲間たちとつながれるようになったからだと思います。以前は「誰にも理解されないんだから1人でやれることをコツコツとやるしかない」と思っていた。でも、考えが変わりました。今の社会というのは1人でやれることって本当に限られている。同じ意志を持っている人たちと集まることで生まれてくるパワーのほうがすごく大きい。だから、積極的に自分の考えを発信するように心掛けています。

山田:同じ意志を持った人というのは、世界や日本で起きている現在の問題に向き合って行動をしていく人たち、ということですね?

サヘル:はい。こうしたことを真剣に考えている人は少ないだろうと思っていたんです。わたし1人があがいていくしかないと思っていた。たとえば難民の問題もそうですし、国籍に関する問題だったり、差別に関する問題など、今の報道のあり方を見るかぎり、もう自分だけで頑張るしかない、という気持ちでいたんです。

でも、ここ1年くらいでわかったのは、同じような疑問を持っている仲間がたくさんいるということ。多くの「同志」とつながることができました。人とつながることによって、前以上に太いパイプができたと思いますし、発信することへの恐怖心もなくなりました。

山田:「同志」にはご自身で声をかけていったのですか? それとも、集まってきたのでしょうか。

サヘル:集まってきたんだと思います。おそらくサヘルのアンテナを高くすることができたので、声をかけてもらえるようになったんです。だからこそアンテナって大事だと思うんです(アンテナに関する以前の記事はこちら)。アンテナって、自分の意見を発信するだけの電波塔じゃない。「サヘルと一緒に発信したいな」って思ってくれる、仲間ができたのは、本当にうれしいことです。

山田:多くの人が集まれば発信力も強くなりますよね。

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