デジタルガレージ、サンフランシスコに新拠点 スタートアップの支援施設をオープンする狙いとは?
「日本市場から始まって世界市場に進むのではなく、最初から世界市場を目指すようなスタートアップをサポートしていく」と、デジタルガレージの執行役員の枝洋樹氏。これまで日本で3年ほどやって来た、オーブンネットワークラボという起業プログラムのブランドとノウハウを活用し、サンフランシスコでの事業を展開していく。
日本企業というくくりではなく、オープンに世界からの起業参加を受け入れていく。この精神は林社長がクリエイティブ・コモンズでオープンイノベーションに携わった頃からの考えだという。シェアできるものはシェアして、自分で道を作り出し、業界の最先端を走り、ブランドになるという精神を反映したものだ。
講演ではデジタルガレージの共同創業者でもある伊藤氏が登壇。同インキュベーションセンターで、人の頭脳の働きや動きを研究する技術に関するスタートアップをサポートしていくようだ。「グーグルグラスの画面は小さい」が、「脳の動きに基づいた技術」が、これからの技術革新を進めていくことを示唆した。
ツイッターの共同創業者で現在はジェリーというスタートアップのCEOであるビズ・ストーン氏は、「起業には思い入れ、情熱を投資しなければ駄目だ」と、懸命になって事業を進めていく心構えが、人の心に伝わり、それが波となって事業を成功に導くことを、起業家たちにアドバイスした。
「人はコンピュータが嫌い」
『マイノリティ・リポート』の中でスティーブン・スピルバーグ監督とともに未来のコンピュータのあり方を描き出したオブロングの共同創業者、ジョン·アンダーコフラー氏は「人はコンピュータが嫌いなので、クラウドに追いやってしまった。これからは、
また、世界で投資を進めるネットプライス代表取締役の佐藤輝英氏、日本発の若手起業家で、Yコンピネータから最初に投資を集めたTaro Fukuyama氏、500(ファイブハンドレッド)スタートアップ・パートナーのパーカー・トムソン氏、楽天に買収されたオンライン映画ビデオのストリーム企業Vikiのチーフマーケティングオフィサー、タミー・ナン氏、マネックス証券の松本大社長らもパネルディスカッションに参加。DG717の開設を祝う「イースト・ミーツ・ウエスト」と名付けられたイベントの進行に花を添えていた。
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