若手が続々と移籍するベルギーリーグの現在

「日本サッカー」強化のカギは融合にあるか

冨安は開幕から5試合すべてにフル出場している。遠藤はデビュー戦で得点を挙げたことに続きすでに2得点を挙げている。

すでに2ゴールをあげた遠藤航選手(写真:アフロ)

同じく今シーズンからサークル・ブルージュに移籍した植⽥直通のことを⽴⽯はどうとらえているのだろうか。

「正直驚いたのが最初の印象です。遠藤と同じくワールドカップで悔しい思いをしたと思いますので、 1⽇も早くヨーロッパで⼒を付けてステップアップしていきたいという思いは理解できます。

ベルギーリーグ⾃体が注⽬されるのは嬉しいですし、植⽥選⼿もベルギーで頑張ることで 次のステップアップがあるでしょうし、⽇本代表の強化につながると思います。⽇本のファンにシント=トロイデンVVを応援してもらいたいのは当然ですが、植⽥選⼿の頑張りもぜひ応援してもらえればと思います」(立石CEO)

ビック5と呼ばれる毎年上位5位までに⼊る5チームができあがる前に勝ち点を稼いでおかないとプレーオフ1(上位6チームが進出)に進むのは厳しくなる。

プレーオフ1に出ているような上位チームは下位チームで活躍が⽬⽴った選⼿を引き抜くとともに、ドイツなど他のヨーロッパのチームから引き抜かれ、選⼿が⼤幅に⼊れ替わるので、序盤戦はまだチームができあがっていないのだ。後者ではブンデスリーガに引き抜かれた久保裕也が良い例だろう。

チームを強くするためにまずは投資

ビック5の中に⼊っていくためにはどうすれば良いか、開幕前に⽴⽯CEOにたずねた。

「制度上プレーオフ1に⼊れると分配⾦がグッと⼀気に増えます。つねに勝者が強くなる仕組みができているんです。Jリーグもそうなってきていますね。どこでいつしっかりと投資をするか。プレーオフ1に2〜3年⼊り続けるようになれば、クラブとして資⾦もグッと潤沢になります。

まずはそこを⽬指したい。とはいうものの、上に⼤きなクラブが5つある中でのプレーオフ1なので、残された1つの枠を⽬指すのか、ベスト5に⾷い込んでいくのか。いずれにしても、われわれとしてはまずプレーオフ1を⽬指すことを考えています」

まずはプレーオフ1に⼊ることができれば、分配⾦が⼊り補強もできて好循環のサイクルを回せるということだ。そのためにもまずは投資である。

「サッカークラブは投資をする対象が多いんです。もちろん選⼿もですが、ハードだったりアカデミーだったり。まずはプレーオフ1というからには、最初にトップチームに投資する必要があります」

そのような考えから開幕前に⽇本⼈を含めた複数名の選⼿を獲得したのであろう。

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