金正恩も脱いだ!北朝鮮を襲う「猛暑」の実態 深刻な干ばつで農作物にも被害が
労働新聞によると、7月下旬以降、北朝鮮の「大半の地域」で最高気温が35度を上回った。
東部の元山(ウォンサン)では7月22日に最高気温が39.7度に到達。7月30日には中国国境沿いの満浦(マンポ)、最北部の中江(チュンガン)、中北部の長江(チャンガン)で、それぞれ40.7度、40.2度、40度を記録した。
国営の朝鮮中央テレビ(KCTV)も、8月1日のニュースで「かつてない猛暑」を取りあげている。
「経済活動に重大な影響が出ている」
夜8時の番組でKCTVのニュースキャスターは、今回の熱波によって「農業などさまざまな分野で、国民の経済活動に重大な影響が出ている」と伝え、次のように語った。「政府職員や全国各地の農業従事者は、猛暑被害を防ぐための戦いに精力的に取り組んでいる」。
KCTVによると、放送当日の最高気温は北部の江界(カンゲ)、中国国境沿いの新義州(シニジュ)、南部の開城(ケソン)で、それぞれ38.9度、38.5度、37.9度を記録。キャスターは、「平壌の今日の最高気温は38度で、平年より8度高かった」と述べた。
北朝鮮の国営放送は、化学、電力、運輸産業で働く国民に対して、爆発や火事に加え、電設施設やエンジンなどの損傷を防ぐため「徹底した安全対策」を講じるよう呼びかけている。
(文:チ・ダギョム)
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