40代で「最強のメンタル」に変わるイメトレ法 「レジェンド葛西紀明」も実践!その方法は?

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「イメージトレーニング」の最後は、必ず「プラスの感情と結果」で終えるようにすることです。

【手順⑤】必ずプラスの「感情」と「結果」で終える

イメージトレーニングは、「現実離れした理想のストーリー」ではなく、その場面で実際に起こりそうな「いい状況」も「悪い状況」もしっかり想定して行います。そうでなければ「使えるイメージトレーニング」にはなりません。

『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』は、12万部のベストセラーになっている(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

しかし、いい結果を出すためにイメージトレーニングを行うわけですから、当然、プラスの「感情」と「結果」で終わる必要があります。

ゴールを「失敗する」に設定する人はいないと思いますが、じつは失敗のイメージを思い描いてしまうと、脳に「失敗体験」がインプットされてしまいます

特に、慣れないうちはマイナスな場面を想像してしまいがちです。

くわえて、マイナス感情はプラス感情よりも強いので、つい引きずられどんどん悪い方向へと考えてしまいます。

もしマイナスイメージから抜け出せなくなったら、「顔の前でパチンと手を叩いて」みましょう。そうすることで、マイナスイメージが頭の中からぱっと消えて断ち切ることができます。

ビジネスパーソンにも効果的

「積極的に攻める強いメンタル」をつくって、「不安な気持ちを取り除く」ことと「緊張感をゆるめる」ことができれば、若い人のパワーとバイタリティを凌駕し、それを超えるパフォーマンスを本番で発揮できるはずです。

また、「イメージトレーニング」と聞くと、スポーツ選手を思い浮かべる人は少なくありません。しかし、このトレーニングはビジネスパーソンが、プレゼンや会議など「人前で話す」ときにも使える有効なトレーニングだと思っています。

40歳を過ぎても、「最強のイメージトレーニング」を実践することで、「折れない心」をつくることはできる。私は実体験からそう確信しています。

葛西 紀明 スキージャンプ選手

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かさい のりあき / Noriaki Kasai

1972年6月6日、北海道下川町出身。株式会社土屋ホーム、スキー部選手兼任監督。2014年ソチ冬季オリンピック個人銀メダリスト。1992年のアルベールビル・オリンピックに19歳で初出場。以来、リレハンメル、長野、ソルトレークシティ、トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌と史上最多、計8回の冬季オリンピックに出場。スキージャンプ選手としては異例ともいえる20年以上のキャリアと、40歳を超えてなお一線級の成績をマークすることから「レジェンド」と称され、国内外から尊敬を集める。冬季オリンピック8大会連続最多出場記録、ワールドカップ最年長優勝記録、冬季オリンピックスキージャンプ最年長メダリストなど5つのギネス世界記録をもつほか、2014年の新語・流行語大賞では「レジェンド」がトップテン入りし広くファンを得る。

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