森川亮「会議を10分で終わらせるのは簡単だ」 ムダな会議に時間を強奪されない具体的方法

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・結論は必ず出す

繰り返しますが、すべての仕事は必ず「アウトプット」が必要です。それがないものは「仕事」とは呼びません。

たとえば、2つのプランのどちらを選ぶかで議論が白熱したとしても、「今日は時間切れなので来週もう1回やりましょうか」ではなく、議論を通じてそれぞれのプランの懸念材料をしっかり洗い出して「次回までに○○さんが裏付けデータを用意する」と決めるとか、「現場レベルでは判断がつかないので上に一旦あげる」とか、仕事が前進する何かしらのアクションを必ず作ることにします。

そもそも答えも出さずに、「これが悪い、以上」とだけいう評論家のような人は、いらないわけです。

一方、会議を長引かせないためのコツもまとめておきます。

会議を長引かせないためのコツ

・1つの会議の場では1つのことにする

1つの会議にいろいろな意味を持たようとすることがあります。情報共有をしつつ、顔合わせも兼ねつつ、ブレストもしつつ、何かを決めようという会議だと、参加者の目的意識がマチマチなのでアウトプットが中途半端になりがちです。

・決めることが複数あるなら、1つずつ確定させていく

複数のことを決めないといけないときに、何かを押したら、何かが引っ込むという現象はつきものです。たとえば盛り込む機能が変われば販売価格が変わるように。でもそれだと議論が堂々巡りになりやすいので、優先度の高そうなものから1つずつ確定させていくと効率的です。

多少強引かもしれませんが、経験上、このやり方なら必ず早く結論が出せますし、時間内にすべてが終わらなかったとしても一部は確定できるはずですから次回の会議の論点は絞られるわけです。

・全員賛成を目指さない

反対者を納得させるための仕事は本当にムダです。会議はケンカの場でもマウンティングの場でもないと同時に、仲良しごっこの場でもありません。組織にとっての最適解を抽出することが唯一の目的で、本来そこに感情は入り込んではいけないのです。

そもそも、会議は必要か?

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