フィリピン大統領、「キス問題」で重大発言 相当数の抗議あれば辞任すると言明

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 6月6日、フィリピンのドゥテルテ大統領(73)は、3日に韓国で行った集会の檀上で既婚女性にキスした行動を擁護し、相当数の女性が不快感を持ち、辞任要求の陳情に署名するなら辞任すると述べた。写真は4月撮影(2018年 ロイター/Dondi Tawatao)

[マニラ 6日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領(73)は、3日に韓国で行った集会の檀上で既婚女性にキスした行動を擁護し、相当数の女性が不快感を持ち、辞任要求の陳情に署名するなら辞任すると述べた。

大統領はこの行為について、海外に滞在するフィリピン人たちを楽しませるためだったと発言。フェミニストらは大統領がしばしば性的なものを含む中傷発言を行っていることに抗議しており、今回の行為はそうした女性の反対者を侮辱する「ゆがんだやり方」だったと不満を露にしている。

大統領は5日、韓国から帰国した際の記者会見で、「十分な数の女性、ここにいる女性全員が辞任要求の陳情に署名するなら、私は辞任する」と語った。

ドゥテルテ大統領はフィリピン人の間でロックスター並みの人気を博しており、海外にはカルト的な信奉者がいる。

大統領は、女性にキスするのは大統領就任前に22年間務めたダバオ市長時代の「スタイル」だったと釈明。「市長時代、集会ではどの女性にも唇にキスしていた。問題は、あなたがたが私を知らないことだ」と語った。

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