「XC40」「X2」「UX」の登場が今年に重なった理由 小型SUVブームは降って湧いた話じゃない

拡大
縮小
SUVが豊作です(写真:トヨタグローバルニュースルーム、ボルボ・カー・ジャパン、BMWプレスサイト)

プレミアム・ブランドの新型コンパクトSUVが豊作

ボルボ、BMW、ジャガー、レクサス――。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

今年2018年は、プレミアム・ブランドによる新型コンパクトSUV(スポーツ多目的車)が豊作だ。ジャガーは2月に「Eペース」(451万円~)を投入、ボルボが3月に「XC40」(389万円~)で続いた。4月には、BMWが「X2」(436万円~)の発売を発表している。さらに3月のジュネーブ・モーターショーでは、レクサスが「UX」をこの冬、導入することを明らかにした。

各車のボディサイズは以下のとおりだ。

・Eペース 全長4410×全幅1900mm×全高1650mm
・XC40 全長4425×全幅1875mm×全高1660mm
・X2  全長4375×全幅1825×全高1535mm
・UX 全長4495×全幅1840×全高1520mm

本格的なクロスカントリー車ではないにしても、SUVは最低地上高が大きいため、キャンプ場など路面の荒れたところでは走破性が高いうえ、普通の乗用車より背が高いので室内空間にも余裕がある。全幅はいずれも1800mmを超えるので、狭い日本の道で乗るのに少し気を遣う場面はあるかもしれないが、いずれも全長は4.5m弱とコンパクトだ。価格的にちょっと贅沢な印象はあるものの、充実した装備やプレミアム・ブランドならではのサービスを楽しめるとあれば魅力的に思える。

冒頭に紹介した車種たちは、いずれも新規に誕生したモデルだ。いかにもいまの市場に合いそうな「プレミアム・コンパクトSUV」は、なぜいまのタイミングで続々と投入されているのだろうか?

次ページその理由とは?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT