「金日成・金正日バッジ」を手に入れる方法 必要なのは100ドルの寄付と忠誠心テスト

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「バッジに対する関心がこれだけ高いのは、いろいろな種類のものが作られてきたからだろう」と話すのは、前出した3番目の消息筋だ。「北朝鮮人でさえ、最新のバッジを手に入れたがる。社会的な地位を示すためだけでなく、ファッション・アイテムとしても用いられている」。

北朝鮮国民は一般に、バッジを服の左胸に常時着用することとされている。それは、2人の指導者は北朝鮮の国民の心の中につねにいる、ということを示すためでもある。

外国人も同様の場所にバッジを着けるよう指示されるが、いつ着用するのかについては公式な規定がない。

バッジを着用すれば北朝鮮政府を政治的に支持していると受け取られかねないため、北朝鮮に頻繁に出張している外国人はバッジを友情の印として受け取ることはあっても、着用しないことが多い。中立の立場を保つためだ。

バッジを着けている人には友好的になる

一方で、バッジを身に着けることは北朝鮮人との関係づくりに役立つと考えている外国人もいる。取材したある人物によると、バッジを着用しているときは北朝鮮人が「友好的になるのがはっきりとわかる」といい、バッジについて話しかけてくる人もいるという。

レアな土産物、友情の印、あるいは北朝鮮の取引先と密な関係をつくり出すための小道具といったように、人によってその価値は異なるが、金日成・金正日バッジが北朝鮮を訪れる外国人の間で今も人気のアイテムであることに変わりはない。

しかし、現時点では、個人的に北朝鮮を訪れる人以外には直接入手できるチャンスは限られている。

前出の観光業関係者は言う。「バッジを手に入れたいと考えている外国人にアドバイスしよう。北朝鮮に2回以上、行くこと。現地に住む北朝鮮人を知っている人と知り合いになること。そうすれば、北朝鮮でしか手に入らないユニークな土産をゲットできるだろう」。

(文:コリン・ズワーコ)

筆者のコリン・ズワーコ氏は北朝鮮ニュースの記者で、韓国ソウルを拠点とする。
「北朝鮮ニュース」 編集部

NK news(北朝鮮ニュース)」は、北朝鮮に焦点を当てた独立した民間ニュースサービス。このサービスは2010年4月に設立され、ワシントンDC、ソウル、ロンドンにスタッフがいる。日本での翻訳・配信は東洋経済オンラインが独占的に行っている(2018年4月〜)。

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