「金日成・金正日バッジ」を手に入れる方法

必要なのは100ドルの寄付と忠誠心テスト

故金日成主席と故金正日総書記の肖像が描かれたバッジ(写真:北朝鮮ニュース)

北朝鮮国民は忠誠心を示すために故金日成(キム・イルソン)主席や故金正日(キム・ジョンイル)総書記の肖像が描かれたバッジを身に着けている。北朝鮮政府が公式に製造しているものだが、外国人に対する交付手続きが簡略化される一方、代価の支払いが必要になっていることが「北朝鮮ニュース」の取材でわかった。頻繁に北朝鮮入りしている複数の事情通が語った。

互いに関係のない2人の消息筋が語ったところでは、平壌にある「金日成・金正日基金」に行き、100ユーロ(約1万3000円)か100ドル(約1万1000円)を寄付すれば、北朝鮮の国民でなくても、バッジを手に入れることができる。ただし、当局から許可を得た後でなければバッジを受け取ることはできず、そのためには現地に住む北朝鮮人の助けが必要になるという。

新たな外貨獲得手段?

金日成・金正日基金は平壌の中心部にあり、外国人でも会員になることができる。年会費は個人が700ユーロ(約9万円)、法人が2万ユーロ(約260万円)だ。伝えられるところによれば、基金の会員資格がバッジ取得の条件とされているわけではない。

本記事はNK News(北朝鮮ニュース)の翻訳記事です

外国人がバッジを入手するうえでの障壁はまだいろいろと残っているが、審査方法は以前よりもビジネスライクになってきているようだ。新たな外貨獲得手段にしようとしているのかもしれない。

国際社会からの制裁が強まり、輸出収入が大幅に落ち込む中、北朝鮮は近年、外貨獲得のための活動を多様化させてきている。その多くは違法だが、観光業も北朝鮮政府にとっては貴重な外貨獲得手段だ。

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