幼い子に英語を習わせる親がしがちな勘違い 自然と英語を身に付けさせるには?

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2、同伴者が英語に興味を持つ

子どもは、親が好きなものには興味を示します。同伴者の親がお手本となって英語に触れていると、子どももそれが当然のように触れていくようになります。親が英語が苦手でも、たとえば教室の仲間とコミュニケーションしたり、子育てに関して相談できたりすると、教室にも積極的に通えます。親にとってもその教室に通う意義にプラスアルファの何かがあるといいでしょう。

3、母語を大切に、一緒に育てる

就学前の乳幼児はさまざまなことに対して好奇心があります。その好奇心に応えながら英語を身に付けるには、母語の存在を蔑ろにはできません。英語だけでのやり取りではなく、子どもの好奇心を満たすために母語を使用しながらというのもとても大切な視点です。この時期の子どもに、英語だけで授業を進めるような教室はお勧めしません。母語を育てながら英語に出会っていくという考えが大切です。

子ども同士のやりとりのなかでこそ育つ

4、一緒に学ぶ仲間がいる

言葉はやり取りする人間との間で、相互作用しながら確立されていくものです。文法や単語の意味を知っていても、やり取りができなければコミュニケーションは成立しません。子どもにとってやり取りする相手は、大人の先生だけでなく、同じような年代の子どもがいいでしょう。

共感しながら、ときにはケンカなどもして人間関係を学び、お互いに影響を与えながら成長していかれます。子どもの言葉は子ども同士のやりとりのなかでこそ育つのです。

5、長く続ける

せっかく早くから始めたのに、途中で止めてしまっては意味がありません。ピアノも算盤もサッカーも同じですが、やはり長く続けることが必要です。ですから長く続けられる一貫したプログラムで学ぶのがいいでしょう。

「乳幼児期にせっかく楽しく通っていたのに、小学校に入ってカードで単語を覚えるカリキュラムに変わってしまい、面白くなくなってついには英語嫌いになってしまった」という話を聞いたことがあります。これでは早くから始める意味はありません。子どもが興味や関心をもち、意欲を保ちながら、長く続けられる教室を選ぶといいでしょう。

言葉は一生をかけて学ぶもの。お子さんの英語とのいい出会いをご準備ください。

木原 竜平 ラボ教育センター 教育事業局長

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きはら りゅうへい / Ryuhei Kihara

1987年、筑波大学卒業、ラボ教育センター入社。東京、名古屋、大阪にて営業、指導者研修を担当。2002年より東京本社にて、外国語習得、言語発達、異文化理解教育について専門家を交えての研究に携わる。日本発達心理学会会員。日本子育て学会会員。ラボ・パーティは1966年「ことばがこどもの未来をつくる」をスローガンに発足し、2016年に50周年を迎えた子ども英語教育のパイオニア的存在。
 

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