ドンキがユニーとのタッグ結成に秘めた狙い

横浜で提携1号店開業、3月までに計6店を展開

ドンキとユニーの提携1号店の「MEGAドン・キホーテUNY大口店」の店内。POP(店内掲示)などを見ると、店の雰囲気はドンキ色が濃い(記者撮影)

ドンキとユニーのタッグは、総合スーパー(GMS)の新境地を切り開くことができるか。

ドンキホーテホールディングス(HD)とユニー・ファミリーマートHD傘下で総合スーパー(GMS)を運営するユニーによる、ダブルネームの新業態1号店「MEGAドン・キホーテUNY大口店」(横浜市神奈川区)が2月23日にオープンした。

報道陣向けの説明会で、ユニーの佐古則男社長は「今後の市場のキーワードは、安さ、便利さ、そして楽しさだ。お客様のニーズに近い、楽しさを味わえる店舗を目指したい」と意気込みを語った。

ドンキ流で売り上げは5割増目指す

同店は、今年1月に閉店したユニーの「ピアゴ大口店」を改装。大きな変化は、低価格を全面に打ち出し、食品以外の商品の品ぞろえを拡充したことだ。

店内の洋酒コーナー。こちらもドンキ色が際立つレイアウトになっていた(記者撮影)

日用雑貨などを扱う1~2階はほとんどドンキ流の仕入れで行う。以前は扱いが少なかった家電を取り入れ、化粧品や玩具、自転車などのラインナップを充実。その一方で衣料品のスペースは大幅に縮小した。

地下1階には食料品をそろえた。精肉や鮮魚コーナーは生鮮食品の仕入れに強みを持つユニーが売り場作りを主導。精肉コーナーは1.5倍に拡張された。他方、加工食品やドリンク類はドンキのディスカウント力を生かした店舗づくりにした。

かつてのピアゴ時代は、入店しても地下の食料品売り場に直行してしまう客が多かったという。それを店の入り口周辺にドンキが得意の“スポット仕入れ(季節商品の売れ残りや廃盤品を安価で仕入れる手法)”による格安商品を並べ、1~2階での買い物も促す狙いだ。ところどころで低価格を強調したPOP(店内掲示)や商品の山積みが目に留まり、売り場のほとんどが「ドンキ仕様」に変貌。店舗の売上高は業態転換前から5割増を見込む。

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