小平と李の友情は日韓両国民の心を溶かした 苦い歴史を抱える両国民が称賛・感動
「レース後、小平選手と李選手が2人でリンクを滑っているのを見て、泣きじゃくった。まさにオリンピック精神そのもののような光景だった」と、あるコメンテーターは韓国最大のインターネット検索ポータルサイト「ネイバー」でこうコメントしている。
また、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が称賛する南北関係の雪解けよりも、2人の方が本当の意味で「平和五輪」を象徴しているとたたえる人たちもいる。
文大統領は、2つのコリアを1つにし、北朝鮮のミサイル・核プログラムを巡る緊張の高まりを緩和させるのに役立つとして、平昌冬季五輪を「平和五輪」と称している。
「すごく尊敬できる友達」
レース後、小平選手と李選手は2人の間の深い友情と相手への尊敬について語った。自国で敗北した後に李選手が示した優しさについて、小平選手は振り返った。
「人としてもスケート選手としても、すごく尊敬ができる友達」だと李選手を称賛した。
一方の李選手も、2人がお互いの国を訪れ、自身が好きな日本食を小平選手が「たくさん」送ってくれることを明かした。
「ワールドカップに出場したとき、バスを待っている間に一緒に写真を撮ったこともあった」と李選手は記者団に語った。
「奈緒が『次のオリンピックでは、あなたが優勝して私は2位だ』と言ったので、私は彼女に『いいえ、あなたが1位で私が2位』と言った。私たちは素晴らしい思い出を共有している」と李選手は語った。
(Soyoung Kim and Elaine Lies 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)
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