貯金したければインドのドケチ金持ちに学べ おカネが貯まる人は普通の人と何が違うのか
「今日もなんか結構おカネが出ていった、一つひとつの費用は少ないんだけど、無自覚に支払ってしまったみたい」。皆さんはこんな経験はありませんか。毎日のカフェ代などがこれに当たるのですが、こうした支出はカフェラテにちなんで『ラテマネー』と言われます。名付け親は米国の資産アドバイザーのデヴィット・バック氏。私は年末年始にかけて日本で過ごしましたが、コンビニやカフェなどでポロポロおカネを落としている日本人は多く、脇がまだまだ甘いと感じました。なにせ、超富裕層はラテマネーが限りなくゼロに等しいのです。
外出時は飲み物持参、財布を持たないインド人富裕層
特にインド系で、しかも身分が高い超富裕層はその傾向が著しいのです。
たとえば、飲み物は家から必ず持参しますし、忘れると、「あ! しまった」といってわざわざ取りに戻ることも多いのです。しかも、ちょっと出掛けるときは、財布を持たないことも多く、おカネを使っているのをほとんど見たことがありません。今まででいちばん驚いたのは、私と一緒に入ったカフェで、「ノーオーダー(注文なし)」だったこと。「お腹がすいていない」ということで、私がオーダーしたサンドイッチを少しつまんでいました。
また、こんなこともありました。「一緒にカフェに」というので、どこのカフェまで歩いていくのかと思ったら、銀行のラウンジに入っていきました。外資系銀行などの場合、一定以上預金があると無料でコーヒーやクッキーが食べられるラウンジを用意していることが多いのですが、本当によく利用します。また、会費を支払うと食事などを安価な料金で楽しめる会員制クラブに入っている人も多いのですが、そうしたクラブはまさに使い倒し。「これくらい使えば、完全に元が取れそう」と感じます。
食べ物や飲み物などに無駄遣いをしないというだけではありません。超富裕層と一緒に生活をしていると、時間も規則正しく(子どもを寝かしつける時間は夜7時などと決めています)、こうなると「僧侶に近い生活」だと感じることすらあるのです。
しかし、このように普段はケチケチしている超富裕層も、それこそ惜しみなくおカネを投じる場面があります。前出のように、「資産価値がある有形無形のもの」です。
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