さて、ここからは恒例の競馬コーナーだ。
先日、将棋の佐藤康光九段と森内俊之九段の紫綬褒章受章の記念祝賀会に駆け付けた。会場には、当欄の執筆仲間である山崎元さんも来ていた。筆者の棋力はペーパードライバーもいいところだが、やまげんさんは東大将棋部出身の本格派。ワシらは何も競馬ばかりしているのではないのである。
「ところで山崎さん、将棋の記事は書かないんですか?」
「競馬や株の予想は勢いで書けるけど、将棋は自分より強い人に読まれると恥ずかしいからねえ…」
そうか、ワシらが競馬の予想を堂々と書けるのは、読者から「どうせアンタも損してるんでしょっ!」と見られているからなのか。ちょっと悔しいが、それももっともな話である。気を取り直して、週末の東京新聞杯(2月4日、東京競馬場11R、G3)を当てに行きたい。
東京新聞杯の本命はサトノアレス本命で
東京新聞杯は府中で行われる古馬のマイル戦。安田記念やヴィクトリアマイルと同じコースだ。しかるにまだ寒いこの時期、本気で勝ちに来る馬も居れば、まだエンジンがかかっていない馬も居る。従って予想が当たりにくい。過去10年で1番人気が1度も来ていない。2日の金曜日に降った雪の影響も気になるところだ。
ここはG1実績があって、有利な内枠を得たアドマイヤリードとサトノアレスを狙い目としよう。いずれもクリストフ・ルメール騎手が騎乗しているが、この週末、あいにくルメールは騎乗停止で、藤岡康太騎手と柴山雄一騎手に乗り替わりとなっている。
「デムルメ」(ミルコ・デムーロ騎手とルメール騎手)が居ない重賞レースは久しぶりな気がするが、ここはサトノアレスを本命、アドマイヤリードを対抗とする。穴認定はリスグラシュー。前回の日経新春杯予想に続いて連勝と行きたいものだ。
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