日経平均は4日ぶり反落、利益確定売りが重し

香川での「鳥インフルエンザ発生疑い」も嫌気

Men walk past an electronic board showing market indices outside a brokerage in Tokyo, Japan, March 2, 2016. Japan's Nikkei surged to a more than three-week high on Wednesday as the dollar rose against the yen after strong U.S. factory and construction data, giving exporters a boost and lifting the overall market. REUTERS/Thomas Peter - GF10000330273

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落した。前日の米国株は上昇したものの、日経平均は年初からの急ピッチな上昇による過熱感が意識され、利益確定売りが重しになった。

寄り付きから弱含みで始まった。一時プラス圏に浮上したが、ドル/円<JPY=>が円高に振れると再びマイナス圏に沈んだ。後場にはいったん下げを縮めたが、香川県の農場で鳥インフルエンザの疑われる事例が確認されたと伝わると、再び下げを拡げた。

ただ、「下げれば拾う向きが出てくる」(国内証券)といい、底堅さも意識された。日米企業の好決算への思惑もあって、市場では「ファンダメンタルズ面でよほど大きな変化でもない限り、大きく崩れることはなさそうだ」(別の国内証券)との見方が出ていた。

世界的なリスク選好の地合いが続く中で、トヨタ<7203.T>など相対的に出遅れ感のある主力大型株に資金が流入し、下値も限定的だった。米国市場で金融株が上昇した流れを受けて、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などの銀行株もしっかりだった。市場では「2万4000円などの節目に接近すれば利益確定売りが出やすいが、出遅れ銘柄を物色する動きが広がっており、堅調な地合いは続きそう」(証券ジャパンの調査情報部上席次長、野坂晃一氏)との声が聞かれた。

TOPIXは0.15%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆7931億円。セクター別では石油・石炭が上昇率トップ。鉱業、パルプ・紙、輸送用機器がこれに続いた。一方、下落率上位には食料品、精密機器、化学工業などが入った。

個別では、アサヒグループホールディングス<2502.T>が売られた。アサヒビールが9日、1989年以降、年間1億ケース超の販売を続けてきた「スーパードライ」が2017年に9794万ケースと、1億ケースを割り込んだと発表したことが嫌気された。

一方、後場に鳥インフルの疑いが伝わったことを受け、ダイワボウホールディングス<3107.T>、シキボウ<3109.T>、興研<7963.T>、UMNファーマ<4585.T>が一段高となった。

東証1部の騰落数は、値上がり969銘柄に対し、値下がりが1007銘柄、変わらずが87銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     23788.2-61.79

寄り付き   23832.81

安値/高値  23755.45─23864.76

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1892.11+2.82

寄り付き     1888.83

安値/高値    1888.3─1894.57

 

東証出来高(万株) 159260

東証売買代金(億円) 27931.09

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