26日の日経平均は3日ぶり反落、利益確定売り 商い閑散、一部の個人投資家除き休暇ムード

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 12月26日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。前日の欧米市場がクリスマスのため休場。外部環境に手掛かり材料が乏しい中、指数は狭いレンジ内でもみ合いを続けたが、次第に利益確定売りに押され軟化した。市場参加者も限られ、売買代金は連日で2兆円を下回るなど、閑散相場が継続した。写真は都内で昨年1月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。前日の欧米市場がクリスマスのため休場。外部環境に手掛かり材料が乏しい中、指数は狭いレンジ内でもみ合いを続けたが、次第に利益確定売りに押され軟化した。市場参加者も限られ、売買代金は連日で2兆円を下回るなど、閑散相場が継続した。

東証1部の売買代金は1兆6542億円。2年ぶりの低水準となった前日と比べ7%増加したとはいえ、積極的な売買は手控えられた。東証1部の出来高は今年2番目の少なさとなった。

TOPIXは5日ぶりの反落。業種別ではサービスが上昇率トップ。小売がこれに続くなど、内需系セクターの一角がしっかりだった。ただ東証33業種中、値上がりしたのは6業種のみ。下落率上位にはその他製品やパルプ・紙、電気機器などが入った。

半導体・ハイテク関連の一角が弱含みとなったほか、前場のTOPIXの下げが小幅にとどまったことで、日銀によるETF(上場投信)買いの思惑が後退。後場に指数は下げ幅を拡大した。

市場では「個人投資家に選好されそうな銘柄が売買代金の上位に入ったが、個人投資家を除き休暇ムードが広がっている。日銀のETF買いがなさそうだとの見方を背景に素直に下げた印象」(松井証券・シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)との声が出ていた。

個別銘柄では高島屋<8233.T>が年初来高値を更新した。同社は25日、2017年3―11月期の連結営業利益が前年同期比5.6%増の217億円になったと発表した。富裕層の消費や訪日外国人によるインバウンド消費が堅調なほか、中間層の消費にも回復の兆しが出ているという。足元の業績を評価した買いが入った。

半面、しまむら<8227.T>が大幅続落。同社が25日発表した17年3─11月期の連結業績は、営業利益が前年比11.3%減の350億8500万円だった。天候不順などを背景に、秋冬物の販売が低迷した。さえない業況を嫌気した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり752銘柄に対し、値下がりが1200銘柄、変わらずが112銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22892.69 -46.49

寄り付き    22922.95

安値/高値   22877.63─22950.15

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1827.01 -4.92

寄り付き     1831.14

安値/高値    1825.93─1833.28

 

東証出来高(万株) 109489

東証売買代金(億円) 16542.06

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