ニューヨーク流「自分をガチで変える」革新術

最新エクササイズからスピーチスキルまで

彼女たちに言わせると、メディテーション(瞑想)やヨガは自宅でできるけど、キックボクシングはライバルがいるほうが燃える。隣にいる人より強く、激しく蹴りたい!という競争心が湧いてきて、ワクワクするそうです(笑)。

ここで出会い、仲良くなった女性たちは、みなカーディオ・キックボクシグを始めてから体重が10キログラム以上落ちたそうで、夜出掛ける楽しみが増えたそう。彼女たちの目的は「とにかくセクシーなドレスを着て、カッコイイ男性を引っかけたい!」と宣言。運動も遊びも全力投球で、西海岸的な「レイドバック(のんびり)」な雰囲気はゼロ! これぞニューヨーク流だと、ここに通って痛感しました。やっぱりニューヨークの女性は面白いですね。

人前で話すスキルと勇気をつけるトートスマスターズ

アメリカに移住して20年ほどになりますが、今でも子どもたちがどこでも躊躇なく自己主張する度胸に感心してしまいます。授業でディベートやプレゼンテーションをしないといけない機会が多くあるため、嫌でも人前で自己主張するスキルと勇気が身に付くのかもしれません。

それでも中には、大人になっても人前で話すのが苦手で、この悩みと日々戦っている人たちもいます。特にニューヨークは、自分の意見を言ってナンボの世界。黙っていたままでは、自分の希望は通りません。

そんな人たちのために開かれている、セミナーがあります。それが「トーストマスターズ(Toastmasters)」。全米で週1回、各都市で開かれるこのセミナーでは、参加者が与えられたお題に対して即興スピーチを行ったり、用意したスピーチを披露したりします。会議室で開かれることが多く、最大30人が参加できます。参加者の年齢や性別、人種などはさまざまですが、共通しているのは皆、話すのが苦手だということです。参加条件は、「恥ずかしくても、ミスってもとにかく話す」ことだけです。

このトーストマスターズが始まったのは1924年とその歴史は意外と長く、今では世界142カ国で行われているそうです。

私の友人Kもこれに参加した1人。彼は人当たりも良く、一見シャイに見えませんが、転職の際の面接で、緊張感に襲われ、自分の意見が言えないという悩みを抱えていました。セラピーに通ったりもしましたが、それでも改善せず。そこで、トーストマスターズに参加することを決めたのです。

初めての会は、聴講するだけのつもりが、そんな甘い考えは許されず、20人のまったく知らない人たちの前で自己紹介をするよう指示されたそう。緊張のあまり、自己紹介はうまく行かず、参加したことを後悔したのもつかの間、終わった瞬間に大きな拍手が。自分の努力が認められると安心につながりますよね。それがこのセミナーのカギなのです。

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