OLC「ディズニーランドそばに独身寮」の狙い 「夢の国」も人手不足への対応を急ぐ
さらに、会社側は正式発表をしていないものの、2020年以降には平面駐車場を一部立体化し、ディズニーリゾートの敷地拡張と『アナと雪の女王』関連新施設の建設など、さらなる大規模開発が検討されている。
「急募」の求人チラシ
一方、足元で喫緊の課題となっているのが全国的な人手不足の影響によるキャストの採用難だ。
2017年の11月以降、キャストの採用を担う東京ディズニーリゾート キャスティングセンターが近隣の住宅地などに求人チラシを投函。物販施設の19時以降のクローズシフトを募る「急募」という表現からは、クリスマスシーズンや年末年始の繁忙期に向けた採用への切迫感も感じられる。
ディズニーリゾートで働くキャストは平均1.5万人以上。OLC側も「計画どおりの採用数は確保できているが、特に飲食や物販関連のキャストは採用に力を入れないと集めにくくなっている」と明かす。
同社の次の一手として大型開発計画ばかりが話題になるが、実質的な手元資金(ネットキャッシュ)は約2180億円(2017年9月末)と、財務的な懸念は少ない。むしろ新施設を支える社員・キャストの数と質をいかに確保するかが、今後のカギを握っている。
オリエンタルランドの株価・業績 は「四季報オンライン」で
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら