消す?消さない?ネットの「ストーカー広告」

デリケートな検索結果もダダ漏れ

ブラウザ上に表示された広告。どれも記者が最近検索した本だ(全国紙のニュースサイトから編集部抜粋)

幸いどれも「お硬い」本だったからここで見せても不都合はない。だが日ごろ読んでいる本の中には、家族に見せるのも恥ずかしい趣味の本や、健康の悩みを反映した本もある。そういう本のリストは人に見せたくないし、広告表示などしてほしくもない。自分でこっそり検索するだけで十分だ。

書籍の閲覧履歴は、個人の思想信条や趣味嗜好を反映したデリケートな個人情報。だから日本の図書館行政では、貸し出し履歴は極めて慎重に取り扱ってきた。書籍ほどではなくても、「どんな商品・サービスを購入しようと思っているか」はプライベートな領域であり、誰だって第三者に勝手に知られたくない。

行動追跡されない3つの方法

リタゲ広告に行動追跡されない方法は、実はいくつもある。1つ目は、リタゲ広告を配信している企業のサイトで「オプトアウト」の設定をすることだ。たとえば前述のアマゾンの場合、「広告表示の設定」というページで、「パーソナライズド広告を表示する/しない」が選択できる。またグーグルの場合は「広告設定」というページで、「サイトやアプリで広告をパーソナライズし、そのデータを保存する」という項目のチェックを外せばよい。

アマゾンの「広告表示の設定」ページ(アマゾンのHPから編集部抜粋)

ただこの方法は、複数の企業のサイトでひとつひとつ設定を変更しなければならない。より手間が少ないのは、クッキーデータを残さないようにブラウザの設定を変更すること。これが2つ目の方法だ。クロームやインターネットエクスプローラーなどブラウザの設定画面には、クッキーを削除するオプションが必ずある。注意点は、クッキーは自動ログインにも使われているため、削除の仕方によっては次回のサイト閲覧時にパスワードを再入力しなければならない場合がある。

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