10代援交女子が「死にたい」から抜け出たワケ

「死に方教えます」DMを受け取った少女たち

「なるべく自我を出さないように、を学びました。友達の意見を否定しちゃダメ」

そう固く決意した。

「最近あの子好きじゃないんだよね」と言われれば、うんうんと相づちを打ち「そうだよね~」と同意し続けた。ところが、周りに合わせていた結果「誰でも合わせる子」と最終的に嫌われ「私だけはぶかれた」。露骨に無視されるようになった。

親友と呼べる女友達ができたが…

それでもすぐに中学校に上がり、2年生になると親友と呼べるような女友達が2人できた。ただ、その2人は援助交際をしていた。

1人は「大変そうな母子家庭の子」。その子の母親は元キャバ嬢だった。もう1人は裕福な家庭で、父親は上場企業の会社員で母親は専業主婦。姉が先に援交していたのを真似して始めたようだった。

「みんな欲しいものがいっぱいあった。友達も私と同じアニメオタクで、グッズとか欲しかったんだと思う。援交はおカネを手っ取り早く稼げるから」

女性は最初、「援交とかやめなよ~。よくないよ~」と言いながら話を聞いていた。だが、2人に笑いながらこう言われたとき、胸の中で何かがブツッと切れた。

「あんたなんか、高校3年くらいにならないと処女を卒業できないから」

すごくバカにされたと感じた。

「見下してる感満載で。めっちゃ(言葉が)刺さった。そんな年(18歳)にならなくても卒業できる。私だってやってやろうじゃん!って、意地になっちゃった。今ならそんなこと焦る必要ないってわかるけど、本当にバカだった……」

今わかることは、ほかにもある。ちょうどそのころ、さんざん仲たがいしていた両親が別居。父親が出ていった。思春期真っただ中の家庭の混乱が、13歳には耐え難かった。リストカットも始まっていた。

学校もつまらなかった。ネットにはまって勉強しないため、成績は急降下。1年生のときは通知表に「5」も「4」もあったのに、「オール2」に近づきつつあった。授業にまったくついていけなかった。家庭も学校も、彼女にとって安らげる場所ではなかった。

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