2018年の日本経済と戌年相場を考えてみよう 来年の「国内外主要イベントカレンダー」付き

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今週末はチャンピオンズカップ(12月3日、中京競馬場11R)。かつてはジャパンカップダートと呼ばれ、ダート馬の世界一決定戦という触れ込みであった。ところが海外からの参戦が少ないものだから、2014年にはとうとう国際招待制を廃止することになり、日本一決定戦に仕切り直しをした。場所も阪神から中京競馬場に移して、今年は4回目である。

過去3回分のデータをひも解くと、とにかく荒れる。2015年なんて、12番人気―3番人気―5番人気で3連単が31万円でしたからな。中京競馬場1800mは高低差もあって癖のあるコース。人気を見ると、サウンドトゥルー、テイエムジンソク、アウォーディーの3頭が堅そうだが、おそらくその通りには来ないのではないか。

ついでに言えば、今回は優勝請負人ミルコ・デムーロ騎手が騎乗しない、というのも悩ましい。何しろ先々週のぐっちーさんのように、「困ったときのミルコ馬券」で取っちゃう人もおりますからなあ。

ジャパンカップダートは、欲張らずゴールドドリームで

そこでどうするか。悩ましいところながら、距離は違うものの、同じくダートのG1競争だった、今年のフェブラリーステークス(2月19日、東京競馬場11R、距離は1600)の覇者、ゴールドドリームを指名してみよう。最近はドバイ、大井、盛岡と「3連敗」しているので、程よく人気が落ちているのがかえってありがたい。そして鞍上は名手ライアン・ムーア騎手。1年を通じて日本で騎乗しているわけでもないのに、11月25日には、なんと1日6勝を挙げてJRA通算100勝を達成している。そろそろG1勝ちが来ても不思議はないところだ。

当日は欲張らずに複勝で十分。あるいは人気3頭のうち、調子の良さそうな馬にワイドで流すのも面白い。目指すは12月24日の有馬記念に向けての自己資本増強だ。酉の市に参ったご利益で「商売繁盛!」と行きたいところである。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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