ビットコイン、ついに1万ドルの大台突破

ルクセンブルグのビットスタンプ取引所で

写真はビットコインと米ドル札。6日撮影(2017年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 仮想通貨ビットコイン相場が29日、過去最高値を更新した。ルクセンブルクに本拠を置くビットスタンプ<BTC=BTSP>での上昇率が5%超となり、1万0690ドルを超えた。

ビットスタンプでは29日に初めて1万ドルの大台を突破。その他の小規模の取引所ではそれより前に既に1万ドルを超えていた。

ビットコイン相場は年初来で10倍以上となっており、全ての資産の中で最も大きく伸びている。

香港の取引プラットフォーム、ゲートコインのマーケティング責任者、トーマス・グラックスマン氏はビットコイン相場の上昇について「長期トレンドが続いている。日本での投機的な動きに加え、機関投資家も仮想通貨市場に足を踏み入れている」と語った。

また、米国のハイテク会社、LOOMIAのブロックチェーン担当ディレクター、ソル・レデラー氏は、相場の急伸で長期のビットコイン投資家は、数年にわたり笑いものになってきたビットコインがついに汚名を晴らし、真面目に受け取られるようになったと感じるだろうと述べた。

同氏は「ビットコインの将来はなお不透明だ。これまでと同様の深刻な技術的課題に直面し、新規の一段と洗練されたブロックチェーンとの厳しい競争にさらされるだろう」と指摘。「しかし、たとえ暴落があったとしても、ビットコインが浸透しているのは明らかだ」と語った。

フォートレス・インベストメント・グループの元マクロマネジャーであるマイク・ノボグラーツ氏は今月13日、ロイターの投資サミットで、主要機関投資家が今後6─8カ月程度で仮想通貨の金融商品の提供を開始するとの見通しを示した。

ただ、ビットコインは詐欺だと述べたJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)をはじめ、ビットコインに懐疑的な見方を示すも銀行家も少なくない。

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