大和ハウス、博報堂DYも連続更新
消費増税の駆け込み需要から戸建て販売が好調な住宅各社でも最高益更新が目立った。大和ハウス工業は戸建ての好調、賃貸の順調のうえに、フジタの上乗せなどグループ拡大効果もあり、最高益を連続更新しそうだ。鉄骨を主力に住宅首位の積水ハウスがランキング41位に入るなど、同業他社の好調ぶりも目立った。
広告業界では英社買収によるのれんが重い電通の減益が見込まれるなか、博報堂DYホールディングスの好調が目立っている。苦手のエレキ向けが業績不振に沈むものの、自動車向けの比率の高さが幸いしている。また、アップルに強いこともプラスに働いているようだ。ネット広告も堅調だ。
足元の円安基調によって輸出関連企業を中心に業績の上振れ期待が強い。米国の金融政策次第だが、今回見送られたQE3(量的緩和政策)の出口戦略としても年内には緩和の縮小が始まる公算。円安トレンドは続きそうで、中間決算時の上方修正期待も高まっている。また、来期増益まで織り込めば、今期PERで割高に見える銘柄でも、まだ上値余地が出てくるところが見つかりそうだ。
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