トヨタもホンダも最高益更新
時価総額でやや大きいところを探せば、5000億円超の日立金属が10位に入っている。経営統合した日立電線分が9カ月分上乗せとなり、自動車向けも大きく伸びる。ネオジム磁石も在庫評価損が縮小することから採算が改善する見通しだ。
自動車では、トヨタ自動車が24位に入った。国内唯一の時価総額20兆円超え企業。今14年3月期は8割増益で08年3月期に記録した最高純益を更新する見通しだ。純益は実に1.7兆円。PER11倍は割安圏といえるが、1円円安で営業益400億円超の上振れ要因となるだけに、足元の円安の進み具合ではまだまだ人気化しそうな状況だ。
40位に入ったホンダも最高純益が見込まれる。こちらも08年3月期に記録した6000億円の最高益を上回ることが期待されている。ほかに、完成車メーカーでは、富士重工業、スズキ、いすゞ自動車が最高益を更新する予想だ。一方で、不調が続いたマツダも今期急回復、来期には最高益を更新すると予想されている。また、中国など新興国で強い日産自動車は、今期、来期とも増益が予想されるものの、06年3月期に記録した5180億円の最高純益を更新できるか微妙なところだ。
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