iPhoneX、買ったらすぐやるべき3つのこと 「顔認証」の精度はどんどん上げられる

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ただ、これでFace IDが使えないと判断するのは早計だ。Face IDは、機械学習によって日々精度が上がっていくのが最大の特徴。単純な顔認識との違いは、ここにある。

ユーザーの顔を認識させる方法は簡単で、ロック解除に失敗したら、パスコードを入力すればよい。これで、読み取った顔が、本来の持ち主の顔だと判断され、学習結果がiPhone内に蓄積される。

結果として、上記のように、手で口元を覆ったり、下唇を大きく突き出したり、つけヒゲをつけたりした顔は、すべて筆者の顔として認識され、以降は顔を読み取るだけで、自動的にロックが解除されるようになった。赤外線が混じってしまうため、読み取りづらい、強い太陽光を浴びた顔も、いつの間にか認識されるようになっていた。こうした環境の変化も、ある程度は学習してくれるのかもしれない。わざわざ登録したときの表情をしたり、顔を登録し直したりする必要はない。日々の利用で、精度を上げていけばいいのだ。

2.画面上部に指が届かないときの解決方法

設定で簡易アクセスをオンにして、画面を下方向にスワイプ(筆者撮影)

iPhone Xは、ディスプレーが縦長になり、比率も2:1に近づいている。4.7インチのiPhone 8より約1.1インチ大きいにもかかわらず、横幅がそれほど変わっていないのは、そのためだ。縦に長くなったぶん、縦にコンテンツが並ぶ各種スマホ向けサイトが読みやすくなったほか、ツイッターやフェイスブックなどのアプリも、1画面に表示される情報量が増えている。

逆に、縦長になってしまった結果、片手で持った際に、指が画面上部に届きにくくなったという人もいるはずだ。iPhone Xでは、画面下から上へのスワイプがホーム画面に戻る動作になり、それに伴う形で、これまで同じ動作だったコントロールセンターの呼び出し方法が、画面右上から下にスワイプに変わった。コントロールセンターで頻繁に設定の変更をしている人は、指が画面上部に届かないのは致命的だ。

こうした大画面向け端末のために、アップルは「簡易アクセス」という機能を用意している。もともと、簡易アクセスは、PlusサイズのiPhoneを発売する際に導入された機能だが、iPhone Xでも引き続き利用することが可能だ。ただし、標準で簡易アクセスがオンになっているPlusとは異なり、iPhone Xは「設定」の「一般」にある「アクセシビリティ」で、「簡易アクセス」をオンにしなければならない。

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