ガソリン価格、千葉県が全国最安なワケ ドライバー泣かせの価格高騰はいつまで続くのか

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8月はシリア情勢が緊迫化し原油相場も上昇していたが、それがいくぶん緩和されたことから、相場も下落に転じている。円安がこれ以上進まなければ、今後のガソリン価格はやや下がる可能性もある。

ただし、「1リットル150円という価格水準は、消費者の心理的な抵抗感が強まり、需要が減退しやすいレベル」(アナリスト)ともいわれるが、レギュラーガソリンの全国平均価格はとうにその心理的な”抵抗線”を突破した。リーマンショック前の2008年8月には、原油価格の高騰から全国平均価格が1リットル185円をつけたこともある。さすがにここまでの高騰はなさそうだが、家計にボディーブローのように効くガソリン価格上昇を受けて、ドライバーの価格感度がそう簡単に低下することはなさそうだ。

井下 健悟 東洋経済 記者

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いのした けんご / Kengo Inoshita

食品、自動車、通信、電力、金融業界の業界担当、東洋経済オンライン編集部、週刊東洋経済編集部などを経て、2023年4月より東洋経済オンライン編集長。

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