ハリケーン痛打!9月米雇用は7年ぶりの減少 前月から3万3000人減少
[ワシントン 6日 ロイター] - 米労働省が6日発表した9月の雇用統計は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から3万3000人減少した。
雇用がマイナスになったのは2010年9月以来、7年ぶり。市場予想は9万人増だった。ハリケーン「ハービー」と「イルマ」によって失業者が出たほか、採用活動にも遅れが生じた。ハリケーンが第3・四半期の経済活動を抑制したことを示す最新の兆しだ。
労働省当局者は、8月下旬と9月上旬にテキサス州とフロリダ州を直撃したハービーとイルマによって「9月の非農業部門の就業者数が減った」とした。
8月の数字は上方改定
8月の数字は当初発表の15万6000人増から16万9000人増へ上方改定された。
就業者数の集計方法は、雇用主を調査対象に、12日を含む給与期間中に支払われなかった者を失業者と見なす。
ハリケーンで職を失った者の多くは復職するとみられる。また、向こう数カ月間は復興・清掃活動で雇用の伸びが拡大するだろう。
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